BrightStor ARCserveに新バージョン、Windows連携を強化
2004/1/28
コンピュータ・アソシエイツはバックアップ/リカバリソフトの新バージョン「BrightStor ARCserve Backup Release11 for Windows 日本語版」(以下、ARCserve R11)を2004年4月初旬に出荷開始すると発表した。CAの代表取締役社長 三ッ森隆司氏はストレージ管理の問題点として「バックアップ効率化、データ量増加への対応、セキュリティの強化」を挙げて、ARCserve R11でこれらの問題点への対応を強化したことを説明した。
コンピュータ・アソシエイツ 代表取締役社長 三ッ森隆司氏 |
CAによると国内バックアップソフトウェア市場で、BrightStorファミリは約71%のシェアがある「マーケットリーダー」(三ッ森氏)。ARCserve R11は中小規模のWindowsシステムを想定し開発された。
前バージョンから強化された点は、Windowsとの親和性。Windows Server 2003、Exchange Server 2003、Windows Storage Server 2003、Windows Powered NAS、Windows Small Business Server 2000などに対応する。ただし、前バージョンまで対応していたWindows NT 4.0は対応外になった。
Exchange Server 2003では、ドキュメントレベルのバックアップ/リストアに対応。金融機関などに対して電子メールの長期保存を求める動きに対応できるとしている。ソニーが開発したWORM(Write Once Read Many:データ書き込みは1度だけ、読み込みは何度でも)テクノロジも採用し、企業データなどの長期保存に利用できるという。
また、Windows Server 2003のボリューム・シャドウ・コピー・サービス(VSS)で、ライター対応アプリケーションをサポート。オープン中のファイルのバックアップや、起動中のアプリケーションに影響を当たえずにバックアップを取ることが可能になった。CAは近くクライアントPC向けのバックアップ製品を発表予定で、ARCserve R11との連携を可能にするという。
価格は15万円から。CAでは前バージョンの「BrightStor ARCserve Backup version 9 for Windows 日本語版」を新規購入したユーザーを対象に、無償でARCserve R11にアップグレードできるキャンペーンを開始する。購入対象期間は2004年2月2日から4月30日。
(編集局 垣内郁栄)
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