企業はスパイウェアによる情報漏えいを警戒するべき〜CA
2006/2/2
CAジャパンは2月1日、スパイウェア対策製品とウイルス対策製品を1つにまとめたスイート製品「CA Integrated Threat Management r8 日本語版」(以下、ITM)を発表した。3月上旬より出荷を開始する。
ITMは、同社のスパイウェア対策専用ソフトウェア「eTrust PestPatrol Anti-Spyware Corporate Edition r8 日本語版」とウイルス対策専用ソフトウェア「eTrust Antivirus r8 日本語版」を統合したスイート製品。Webベースの管理コンソールから一括管理できる点が特徴だ。
早稲田大学 客員教授 前川徹氏 |
ITMは、16万種以上のスパイウェアに対応しているほか、ウイルスのスキャンエンジンも2種類のエンジンを積んで検出率を上げている点が特徴だ。統合された管理コンソールで両方を一括して管理することもできる。スパイウェア対策では、メモリやCookieのスキャンをリアルタイムで行えるほか、誤検知を減らすために通常業務で利用するアプリケーションなどをスキャンから除外する設定が可能だ。また、シグニチャの更新頻度を週1回から1日1回更新に変更した。一方で、ネットワーク内にシグニチャの再配布サーバを設置することで社内のネットワーク負荷を低減できるようにしたという。
CAジャパン 営業本部 本部長 藤岡健氏 |
CAジャパン 営業本部 本部長 藤岡健氏は、「ウイルス対策ソフトウェアの市場はすでに成熟しており、製品間の差別化は難しい。一方、スパイウェア対策機能は、当社はスパイウェア専門のPestPatrolを買収したことで、専用ソフトウェアを手に入れた。この点を訴求することで乗り換えを促進し、初年度40億円の売り上げを目指したい」と目標を語った。
(@IT 大津心)
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CAジャパンの発表資料
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