KCCS、Webアプリケーション基盤構築ビジネスでRSAと協業

2006/3/11

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は3月10日、Webアプリケーション基盤構築ビジネスでRSAセキュリティと協業したと発表した。KCCSがRSAセキュリティのWebアクセス管理製品「RSA ClearTrustR」の販売代理店となる。

 KCCSは、RSAセキュリティと協業することで、Webアクセス管理製品「RSA ClearTrustR」とKCCSが提供する統合ディレクトリ管理システム「GreenOffice Directory」とを連携し、Webアプリケーション基盤構築ビジネスにおける、個人認証とアクセス権限管理分野を強化する。製品の統合によって、顧客企業のWebアプリケーション環境におけるIDやアクセス管理の一元化、プロビジョニングによるTCOの削減、シングル・サイン・オンによるユーザビリティの向上が支援できるようになる。

 なお、今回の協業は両社がCSR(Corporate Social Responsibility)時代に則した企業システム構築の実現とITコンプライアンスソリューションへの取り組みを推進する契機となる。特にKCCSは同事業により、システムインテグレーションを含めて今後1年間で1億5000万円の売り上げを目指す。

 一方、RSAセキュリティは、「GreenOffice Directory」と「RSA ClearTrustR」との連携による統合認証・ID管理基盤を提供することで、KCCSの販売力と(Webアプリケーション基盤の構築から保守までの)トータルサポート力を手にすることができる。KCCSが強みを持つ関西地域での顧客開拓、販売強化は協業の大きな成果となる見込み。

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