報われてない? システム管理者“プチ”感謝の日を制定、BSPが独自に
2006/9/30
運用管理ソフトウェアを開発、販売しているBSPグループは9月29日、企業のシステム管理者を応援する目的で、毎年7月最終金曜日の「システム管理者感謝の日」に加えて、毎月最終週の金曜日を独自に「システム管理者プチ感謝の日」に定めたと発表した。システム管理者の業務を考え、感謝を示すきっかけにしたいとしている。システム管理者は企業の情報システムの安定稼働を担う重要な業務。しかし、実際は「感謝される機会は残念なことに決して多くはない」(同社)。
システム管理者感謝の日は米国シカゴのシステム管理者、Ted Kekatos氏が提唱。国内でも一部で知られている。BSPグループはこの感謝の日に、同社の顧客となる企業のシステム管理者にお菓子を配るなど感謝を示す活動を続けてきた。
さらに「小さく産んで大きく育てる発想」(同社)で、毎月最終週の金曜日をプチ感謝の日にした。9月は顧客のシステム管理者に“プチキャンディ”を贈呈し、感謝と応援の気持ちを伝えたという。「びっくりする方が多いが、活動が広まるといいですねと言ってくれる人もいます」と同社。贈呈するお菓子は毎月変えるという。
BSPグループが同社セミナーで行ったシステム管理者のアンケートによると、「これまでに他部門から感謝されたことがある」というシステム管理者は4割。6割は「感謝されたことはない」としていて、「やっていて当たり前だと思われている」(同社)のが現状だ。BSPグループはプチ感謝の日を設けることなどで、「その人がいるから、いまがあるのだとシステム管理者が感謝されればいいと思う。母の日にように」と語っている。
(@IT 垣内郁栄)
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BSPグループの発表資料
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