「.NET開発者への道」、MSがスキルアップキャンペーン開始

2006/10/18

 マイクロソフトは10月17日、.NET Framework 2.0、3.0の情報を包括的に提供することで、ソフトウェア開発者にスキルアップの機会を提供する「.NET 開発者への道 〜スキルアップ キャンペーン〜」を開始すると発表した。マイクロソフトのデベロッパー&プラットフォーム統括本部 IT技術者アドバンス テクノロジー本部 業務執行役員 本部長 北川裕康氏は「Visual Studio 2005出荷後、.NET Frameworkへのデマンドが高まっている」とキャンペーン開始の背景を語った。

 キャンペーンではMSDNオンラインの「.NET Framework Developer Center」をリニューアルし、.NET Frameworkの基礎や2.0、3.0を学習するためのコンテンツを提供するのが中心。ターミナルサービスのプロトコルを使ってネットワーク越しにマイクロソフトのサーバにアクセスし、Visual Studio 2005などを試用できるオンラインのハンズオン「V-Labs」も提供する。また、MSDNフォーラム内に.NET Frameworkフォーラムを新設し、コミュニティの情報交換の場にする。

 新MCP資格マイクロソフト認定テクノロジー スペシャリスト(MCTS)を基に、オフラインのワークショップも順次提供する。ワークショップは.NET Framework Webアプリケーション、Windowsアプリケーション、分散アプリケーションの3種に分類し提供。「.NET開発者になるためのスキルパスを明示して、各種情報を整理し、トレーニング、認定資格制度でサポートする」(北川氏)。

 北川氏は「現場ではC#、ASP.NETなど高度な知識を持つ開発者と、Visual Basicの知識にとどまる人とのギャップがある。このギャップをスキルアップで埋めてほしい」と語った。

(@IT 垣内郁栄)

[関連リンク]
マイクロソフトの発表資料

[関連記事]
「日本のIT技術者は“3K”」、MSが技術者コミュニティ支援で解決目指す (@ITNews)
Windows Vistaソフトウェアコンテストが7月中旬開催、ガジェット開発競う (@ITNews)
SQL Server 2005、Visual Studio 2005発表、提供開始は12月 (@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)