「弥生」新シリーズ発表、「ライブドア事件の影響はない」
2006/10/18
弥生は10月17日、中小規模企業や個人事業者向けの業務ソフトウェア「弥生」の新シリーズを12月8日に発売すると発表した。
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| 弥生の代表取締役社長 飼沼健氏 |
弥生が発表したのは「弥生」シリーズの「弥生会計 07」と「弥生給与 07」。Windows Vistaに対応するほか、「弥生会計 07」では法人税法改正への対応や、ユーザーからの要望が多かった機能を追加。「弥生給与 07」では定率減税の廃止や健康保険などの見直しといった法令改正に対応した。価格は「弥生会計 07」のスタンダードが4万2000円（税込、以下同）。プロフェッショナルが8万4000円。「弥生給与 07」が8万4000円。
また中規模事業所向けのネットワーク対応製品「弥生 NE」シリーズの名称を、ユーザーに分かりやすくする目的で「弥生 ネットワーク」に変更。従来の最大10ライセンスに加え、新たに15ライセンス、20ライセンスとライセンス数を追加する。価格は37万8000円から。
弥生は量販店チャネルの販売に加え、今後パートナー販売に力を入れる。そこで、すでに弥生と連動する製品を提供している「Designed for 弥生」製品メーカーや、システムインテグレータなどを対象に、「弥生ソリューションパートナー」（YSP）として開発パートナーを新たに募集する。自社仕様向け追加機能や製品データと連動するサービスなど弥生シリーズに連動したサービスや機能を開発してもらう。
弥生はYSP向けにソフトウェア開発キットの提供を10月20日に開始する。同社では初年度100社のパートナー獲得を目指す。
弥生 代表取締役社長 飼沼健氏は「2006年の大きな出来事といえばライブドア事件があったが、それほど影響はなく好調に推移した。新会社法の施行も店頭の商品入れ換えや古い製品のバージョンアップなど追い風になった。2007年度は（シリーズ全製品で）実売10万本を達成したい」と話した。
（＠IT 千葉大輔）
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弥生の発表資料
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