ExpressCard対応初のワンセグTVチューナも同時発表
デルのノートブックPC初となるAMD搭載モデルリリース
2006/11/07
デルは11月7日、同社のノートPCで初めてAMD製CPUを搭載したノートPC「Inspiron 1501」の販売を開始した。搭載できるCPUは64ビット対応のデュアルコアCPU「AMD Turion 64 X2」、64ビット対応シングルコアCPU「AMD Turion 64」、シングルコアCPU「モバイルAMD Sempron」の3種類から選択可能。デル クライアント製品マーケティング本部 松尾圭介氏は、「性能もソコソコで値段が安いベーシックモデル。市場でAMD搭載モデルを求める声が高まっているのに応える形で導入した。顧客の選択肢が増えるのはよいことだ」とコメントした。
Inspiron 1501はInspiron 1300の後継機種で、豊富なBTO(Built to Order)メニューと優れたコストパフォーマンスを追求した、個人・中小企業向けのベーシックモデル。AMD製CPUを搭載したデル製品としては、高性能デスクトップ「Dimension」シリーズに続いて第2弾、ノートPCとしては初めてのモデルとなる。
筐体は、Inspiron 1300の黒基調からシルバーに変更。「スタイリッシュなシルバーにしたことで、職場だけでなく、家でも使いやすいスタイリッシュなデザインになった。エントリーモデルとして、デザインとコストを重視する初心者ユーザーや、SOHOなどにおいてバックアップ用モデルとして利用してほしい」(松尾氏)と語った。
Inspiron 1501では、デュアルコアCPU「AMD Turion 64 X2 TL-56/TL-50」、シングルコア「AMD Turion 64 MK36」「モバイルAMD Sempron 3500+」からCPUを選択可能。チップセットは「ATI Radeon Xpress 1150」を採用し、「Intelチップセットを採用したInspiron 1300と比較して、3DゲームやDVD動画などをスムーズに閲覧できるようになった」(松尾氏)とコメント。そのほか、WXGAワイド液晶や6セルバッテリを標準搭載した。バッテリ駆動時間は「おおよそ2時間半くらい(Sempron搭載時)」(松尾氏)としている。
そのほか、Inspiron 1501は標準でExpressCard/54を搭載した。これに合わせて、同社では同日よりエスケイネット製ExpressCard対応ワンセグTVチューナ「MonsterTV 1D Expressカード for DELL」(以下、MonsterTV 1D)のセット販売を開始する。価格は1万1000円。MonsterTV 1は、国内初となるExpressCard対応ワンセグTVチューナ。専用視聴ソフトウェアを利用することで、ワンセグ放送の視聴や録画、EPG(電子番組表)、字幕、データ放送に対応した。
松尾氏は、「AMD製CPUモデルを発表したことで、ユーザーの選択肢が広がった。少なくとも、Inspiron 1501ではAMD製CPUしか搭載しない方針だ。AMD製CPU搭載モデルのシェア目標や、数モデル先の製品がAMD製CPUを搭載しているかどうかはいまの時点では断言できないが、AMD搭載モデルのシェアが拡大するのではと想定している」とコメントした。
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