属性
Attribute / アトリビュート
属性は、XML文書の中で、要素に対して付加的な情報を付け加えるために使用される。付加される情報は名前と値のペアで表現され、開始タグまたは空要素タグの中に記述される。以下が属性を含む要素(開始タグ)の例である。
<img src="http://abc.def/ghi.jpg"/> |
これは、imgという名前の空要素タグの中に、srcという名前の属性があり、その値はhttp://abc.def/ghi.jpgであることを示す。
属性は複数記述することもできるが、その順番に意味はない。つまり、以下の2つは等価である。
<img alt="xyz" src="http://abc.def/ghi.jpg"/>
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<img src="http://abc.def/ghi.jpg" alt="xyz"/>
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一般に、言語を設計する際に、ある情報を要素で表現するか属性で表現するか悩むことはよくある。以下は、ある情報を要素で表現した場合(上)と、属性で表現した場合(下)を示す。
<person>Yamada Taro</person> |
<person name="Yamada Taro"/> |
どちらの使い方を採用するかは目的次第である。しかしながら、要素では子要素などを持たせることができるが、属性では文字列しか値として持てないという相違点がある。