カーソルモデル
Cursor Model
XML文書にアクセスするAPIにおける手法の1つ。XML文書全体への自由なアクセスを許さず、カーソルと呼ばれるオブジェクトを経由してのみ、アクセスを許す。カーソルは、XML文書ツリー上を、自由に移動させることができる。XML文書から何かの情報を取り出す場合には、カーソルを目的の場所に移動させた後に、カーソルを通して情報を取り出す。
カーソルモデルは、プログラマに提供する自由度は低いものの、システムの最適化や複数利用者からのアクセスの競合の調停がやりやすいという長所がある。Microsoftの.NET FrameworkのSystem.Xml.XmlDataDocumentクラスや、Document Object Model (DOM) Level 2 Traversal and Range SpecificationのTreeWalkerも一種のカーソルモデルと言える。
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