ebXML (Electronic Business XML)
読み・別名・サブタイトル
全世界的なBtoB電子商取引の取り引きを可能とするために、XMLのスキーマ、ボキャブラリ、通信方法、取り引き情報記述法などの、世界唯一の標準を提供することを目的とした団体。UN/CEFACT(United Nations Centre for Trade Facilitation and Electronic Business、国連による行政、商業、運輸のための実務と手続き簡易化センター)と、OASISが中心となってebXMLを推進しており、1999年11月に設立された。
ebXMLは、業種業態や大企業、中小企業などの規模にかかわらず、また先進国のみならず発展途上国の企業でも利用可能な、世界で唯一のオープンなBtoBのための標準を目指している。その仕様は、取引先検索のためのレジストリ/リポジトリや、信頼性を保証し、ルーティングの機能など含んだだジネスクオリティレベルメッセージングなど、BtoBに必要なほとんどすべてのサービスとコンテンツが含まれる野心的なもの。
ebXMLは極めて大規模なXML利用に関するチャレンジであると同時に、UN/CEFACTが取り組むという意味で、もはや電子商取引は一部の企業や国家の利害によって方向性をコントロールできる時代ではないことを示しているといえる。
予定では、2001年5月にウィーンで行われるebXML会議で、「ebXML 1.0」が発表されることになっている。
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