RosettaNet

ロゼッタネット

 RosettaNetは、情報機器メーカーや電子部品メーカーが中心となって、BtoBの基盤となる標準規約を定めるために作られた団体である。XMLをベースに、取り引きに使用される製品コードや、ビジネスプロセスなどを制定している。参加企業は、3COM、Cisco、Compaq、Dell、CompuUSA、IBM、Intel、NEC、Sony、Adaptecなど、情報関連の小売りから製造、部品メーカーまで多岐に渡る。

 RosettaNetでは、PIP(Partner Interface Process)と呼ばれる、BtoBのためのインターフェイスを用いて企業間の電子商取引を行う。PIPは製品を発注する際に相手に知らせる情報、通信方法、発注確認の返答など、BtoBに必要なプロセスが規定されている。PIPは、2企業間での取り引きのためではなく、RosettaNetに参加するあらゆる企業間での取り引きのために利用することを想定している。

 2000年10月には、このPIPを用いた正式な取り引きが開始された。こうした取引活動のことを、RosettaNetでは「eConcert」と呼んでいる。

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