イーサネット

Ethernet

 最も普及しているLANの接続方式である。OSI参照モデルでは、物理層とデータリンク層を規定している。

 原型は、1972年にXerox社のPalo Alto研究所でRobert MetcalfeとDavid Boggsによって発明された。その後、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers:米国電気電子技術者協会)の802.3分科会によって標準仕様が決定した。当初のイーサネットの伝送速度は10Mbpsだが、100Mbpsのファストイーサネット、ギガビットイーサネットなど高速化した派生仕様が802.3分科会の各タスクグループで標準化された。

 IPネットワークでは、機器ごとにIPアドレスを設定し、そのIPアドレスを目指してルータが端末から端末までIPパケットをパケットをルーティングしていく。そのためには、端末からルータへ、あるいはルータからルータへパケットを運ぶ仕組みが必要だ。イーサネットは、パケットをヘッダとトレイラを付けた「フレーム」として伝送媒体(メディア)に送出する、媒体アクセス制御(MAC:Media Access Control)の仕組みである。

 イーサネットの通信方式はブロードキャストで、アクセス制御方式はCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access Collision Detection)である。これは、メディアが使用されていない時には、ネットワークに接続された各コンピュータが平等に使用する権利を持っており(Multiple Access)、メディアが空いているかどうかを常に監視している(Carrier Sense:キャリア検出)。

 メディアが空いていればデータを送信するが、スケジューリングされていないため、2つ以上のコンピュータから送信されたデータが衝突を起こす可能性がある。その場合は、衝突によって破損したデータを再送する必要があるので、衝突の検知を行う機能がある(Collision Detection)。

 「ether」の語源は、19世紀以前の物理学で空間に充満していると仮定されていた(既に存在は否定されている)物質「エーテル」。

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