Oracle Databaseのワークロードに合わせて最適化した「Oracle Exadata X5-2」Oracle CloudWorld Tokyo 2015リポート

Exadata X5-2は、従来のExadataと何が違う? ストレージサーバーソフトウエアの独自機能とは? 「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」の特設サイト『ORACLE CLOUDWORLD ONLINE』から、注目セッションを紹介。[プライベートクラウド/データベース統合][パフォーマンス改善][Engineered System]

» 2015年05月15日 07時00分 公開
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おことわり

 本シリーズは2015年4月9〜10日に開催されたイベント「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」の特設サイト『ORACLE CLOUDWORLD ONLINE』から、注目セッションのリポートを転載したものです(初出)。



Oracle Database専用のサイジングとチューニングを施したOracle Exadata

 「Oracle Exadata Database Machine」の第6世代となる「Oracle Exadata Database Machine X5-2(以下、Oracle Exadata X5-2)」は2015年1月に販売を開始している。2015年4月9〜10日に開催されたイベント「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」で、「オールフラッシュやインメモリに対応 Oracle Exadata X5新機能ご紹介」と題したセッションに登壇した米オラクル プロダクトマネジメント バイスプレジデントのティム・シェトラー氏は、Oracle Exadata X5-2の主要コンポーネントについて、大きく三つのポイントに分けて説明した。

米オラクル プロダクトマネジメント バイスプレジデント ティム・シェトラー氏

 一つ目は、スケールアウト可能なデータベースサーバー。2ソケット/18コアのインテルXeon Haswell EPプロセッサー(36コア)を搭載、OSにはLinuxをベースにオラクル独自の機能を実装した「Oracle Linux 6」を採用している。

 二つ目は、最速の内部ネットワークファブリック。40Gbpsの通信速度を持つInfiniBandを採用しており、イーサネットを介した外部接続も可能だ。

 三つ目は、スケールアウト可能なインテリジェントストレージサーバー。今回は新たに「Extreme Flashストレージサーバー」が選択できるようになっており、専用ソフトウエアである「Exadata Storage Server Software」で他社製品との優位性を強化しているという。

ハードウエアだけではない「Exadata Storage Server Software」の強みに注目

 シェトラー氏は、Exadata Storage Server Softwareの四つの要素に注目する。

 一つ目は、「Smart Scan」(DB処理のオフロード)のパフォーマンス。データスキャン/フィルタ処理を、Xeonコアを使用してストレージサーバー内で実行することで、リポート、データウエアハウスのクエリ、バッチジョブなどを10倍以上にスピードアップする。

 二つ目は、「Smart Flash Cache」とストレージの階層化。アクティブデータはストレージサーバー上のフラッシュに自動的にキャッシングされる。さらに、「データベースI/Oインテリジェンス」によって、フラッシュに最適化したRead/Writeを実現する。

 三つ目に、「Hybrid Columnar Compression」(HCC)。業界最高水準のデータ圧縮率(平均で10倍)によりデータはフラッシュ、メモリ、バックアップ/スタンバイ内でも圧縮された状態で保持できる。

 四つ目に、I/Oリソース管理(IORM)。データベースとワークロードごとの優先度に従ってI/O帯域幅を割り当てる機能を実現している。

シンプル、パフォーマンス・統合、可用性を実現するExadata

 さらに、Oracle Exadata X5-2ではいくつかの新しいソフトウエア機能をサポートしている。「Instant Failure Detection」(サーバーの障害検出)、「In-Memory fault tolerance」(Oracle DBインメモリカラムの複製)、「Columnar Flash Cache」(データトランスフォーミングフラッシュキャッシュ)、「Oracle VM」(仮想データベースプラットフォーム)、「IaaS Private Cloud」(サブスクリプションライセンスモデルでのリソース提供)など。

 シェトラー氏は、「シンプル、パフォーマンス・統合、可用性が強みのExadataは、少ないコストで多くの機能を提供し、総合的なコストの削減を実現します」と、Oracle Exadata X5-2の優位性を強調した。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年6月17日

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