セミナーの締めくくりとして、「スピーディに導入可能! 〜富士通が提供するOracle DB Securityソリューション〜」と題した講演を行ったのは、富士通 Oracleソリューション推進部の石川貴美子氏である。「昨年末辺りから、Oracle Databaseに関する不正SQLの検知、証跡管理、データ暗号化や職務分掌についての問い合わせが増加している」と話す石川氏は、これらを実現するために富士通が提供しているソリューション群を紹介した。
初めに取り上げたのは、富士通のIAサーバー「FUJITSU Server PRIMERGY」とOracle Audit Vault and Database Firewallを組み合わせたソリューションである。PRIMERGYはOracle Audit Vault and Database Firewallのインフラに最適だと話す石川氏は、その理由を次のように説明する。
「Oracle Audit Vault and Database FirewallはOracle Linux 5.10に対応したソフトウエアアプライアンスですが、このOSはリリースから長い期間が経っていることから、サポートしているIAサーバーは多くありません。富士通は、最新モデルのPRIMERGY RX2540 M1でOracle Linux 5.10のハードウエア認証を取得しており、富士通北陸システムズと共同で動作検証も行っています。国産のIAサーバーとして唯一、富士通だけが提供可能な組み合わせであり、安心してお使いいただけます」
機密データの暗号化/伏せ字化と職務分掌については、ハイパフォーマンスなOracle Database基盤として富士通が提供する「PRIMEFLEX for Oracle Database」で対応する。これはOracle Databaseのシステムインテグレーションで培ったノウハウと富士通のテクノロジを組み合わせた垂直統合型のデータベースシステムであり、機器搬入後、最短2日で引き渡せるといったメリットがある。ハードウエアとソフトウエアの両方を富士通が一括サポートし、全国どこでも2時間以内のオンサイト修理が可能であることも特徴だ。
また、PRIMEFLEX for Oracle Databaseは、機密データ暗号化/伏字化、職務分掌を実現するオラクル製品をインストール済みの状態で提供することも可能だという。
「Oracle Databaseに加えてセキュリティソリューションまでインストール済みの状態で納入されるため、お客さまはすぐに堅固なセキュリティ環境でOracle Databaseをご利用いただけます。Oracle Databaseのセキュリティソリューションをスピーディーに導入したい、データベースの稼働開始と同時に使いたいといった要件に最適でしょう。さらに、富士通北陸システムズの導入支援サービスをご利用いただけば、設定まで含めて非常に短期間で導入することができます」(石川氏)
以上、ここでは富士通、富士通北陸システムズ、オラクルの共同開催によるセミナー「今、一度考える。サイバー攻撃の実態と備えるべき対策の勘所」のレポートとして、3社が提供する最新セキュリティソリューションの一部を紹介した。サイバー攻撃の手法が年々、高度化し、セキュリティリスクが高まり続ける中、重要なデータ資産をいかにして守るかは全ての企業にとって経営課題の一つとなっている。Oracle Databaseの提供に関して長年の実績とノウハウ、高い技術力を誇る富士通および富士通北陸システムズは、この課題に取り組み企業にとって最良のパートナーとなることだろう。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年12月23日
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