検索
連載

CERT/CCセキュリティ用語事典

Computer Emergency Response Team/ Coordination Center(コンピュータ緊急対応チーム/調整センター)

PC用表示
Share
Tweet
LINE
Hatena

 ネットワークに関する不正アクセス、不正プログラム、システムの脆弱性問題などに関して、情報を収集し、非常に素早い分析を行い、その結果の発表を行う組織。米国カーネギーメロン大ソフトウェア工学研究所(Carnegie Melon University, Software Engineering Institute)に置かれている。設立のきっかけは1988年のモーリスワーム事件でネット上の10%のシステムが停止したことにより、政府が対応の緊急性を意識したことによる。

 UNIXのセキュリティ関連情報も充実し、また危険度の高い不正プログラムに関する解析情報は、ほかのセキュリティベンダよりも深く掘り下げており、充実している。2001年下期に流行したワームについては、不正なMIMEの記述内容にまで触れており、コアな技術的情報として、付加価値は極めて高いといえるだろう。http://www.cert.org/参照。

 日本にも同様の組織が存在しており、JPCERT/CCと呼ばれる。

関連用語

JPCERT/CC

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Security & Trust 記事ランキング

  1. ランサムウェア攻撃を受けた企業、約6割が「サプライチェーンのパートナー経由で影響を受けた」 OpenText調査
  2. 長続きする高度セキュリティ人材育成の秘訣を「第19回情報危機管理コンテスト」から探る
  3. セキュリティ専門家も「何かがおかしいけれど、攻撃とは言い切れない」と判断に迷う現象が急増 EGセキュアソリューションズ
  4. インサイダーが原因の情報漏えいを経験した国内企業が約3割の今、対策における「責任の所在」の誤解とは
  5. OpenAIの生成AIを悪用していた脅威アクターとは? OpenAIが脅威レポートの最新版を公開
  6. セキュリティ担当者の54%が「脅威検知ツールのせいで仕事が増える」と回答、懸念の正体とは? Vectra AI調査
  7. 人命を盾にする医療機関へのランサムウェア攻撃、身代金の平均支払額や損失額は? 主な手口と有効な対策とは? Microsoftがレポート
  8. 米国/英国政府が勧告する25の脆弱性、活発に悪用されている9件のCVEとは、その対処法は? GreyNoise Intelligence調査
  9. AIチャットを全社活用している竹中工務店は生成AIの「ブレーキにはならない」インシデント対策を何からどう進めたのか
  10. 「このままゼロトラストへ進んでいいの?」と迷う企業やこれから入門する企業も必見、ゼロトラストの本質、始め方/進め方が分かる無料の電子書籍
ページトップに戻る