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第3回 SharePointサイト構築の総仕上げSharePointアーキテクチャ入門(2/4 ページ)

SharePointサイト構築の総仕上げ。メール通知機能の有効化からMSDE→MSSQLへのデータベース移行まで。

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「SharePointのサーバー管理」ツール

 WSSをインストールすると、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]−[管理ツール]中に[SharePointのサーバー管理]という項目が追加される。


[SharePointのサーバー管理]ツール
WSSをインストールすると、[管理ツール]中に[SharePointのサーバー管理]という項目が追加される。SharePointサイトの各種管理操作はこのツールで実行する。
 (1)追加された項目。SharePointサイトの各種管理作業をこのツールから実行できる。

 SharePointサイト全体にかかわる設定にはこのツールを使う。SharePointの各サイト単位にも設定画面が用意されているが、これらの画面から[SharePointのサーバー管理]ツールへのリンクはないので注意が必要だ。ツールを起動すると以下の画面が表示される。


[SharePointのサーバー管理]ツールを起動したところ
管理画面もWebベースのアプリケーションになっている。各項目のリンクをクリックすることで、対応する管理作業を実行できる。

 画面から分かるとおり、ここには[仮想サーバーの構成][セキュリティの構成][サーバーの構成][コンポーネントの構成]の4つにグループ分けされた設定項目がある。各設定項目の機能を簡単にまとめると次のようになる。

設定項目 機能
[仮想サーバーの構成]
仮想サーバーの拡張またはアップグレード IISの仮想サーバをWSSで拡張する
トップレベルWebサイトの作成 SharePointのトップレベルWebサイトを新規作成する
サイトコレクションの削除 サイト・コレクション(特定のトップレベル・サイト以下の全サイト)を削除する
仮想サーバー設定の構成 仮想サーバに対する各種操作
[セキュリティの構成]
SharePoint管理グループの設定 SharePointサイト全体に有効な管理グループを設定する
サイトコレクションの所有者の管理 サイト・コレクションの所有者を設定する
Webサイトユーザーの管理 個々のサイトのユーザーを設定する
ブロックするファイルの種類の管理 設定した拡張子のファイルを保存・取得できないようにする
ウイルス対策設定の構成 ウイルス対策ソフトがインストールされていれば、スキャンのタイミングを設定する
[サーバーの構成]
既定の電子メールサーバー設定の構成 電子メール・サーバを設定する
Webサーバーリストの管理 サーバーファーム構成で複数のWebサーバを利用している場合、それぞれのWebサーバの設定や削除を行う
既定のコンテンツデータベースサーバーの設定 コンテンツ・データベース・サーバを設定する(詳細後述)
構成データベースサーバーの設定 構成データベース・サーバを設定する(詳細後述)
HTMLビューアの構成 Microsoft Office HTML Viewerを設定し、WordやExcelなどのドキュメントをHTMLに変換できるようにする(Officeのインストールされていない環境でもドキュメントが読めるようになる)
サーバー管理用の仮想サーバーの構成 「SharePointサーバーの管理」を行うWebサーバを設定する
[コンポーネントの構成]
全文検索の構成 全文検索を有効にする(SQL Server 2000利用時)
利用状況の分析処理の構成 ログの出力を設定する
クォータとロックの管理 サイト・コレクションで利用できる記憶容量とユーザー数を制限する
データ取得サービス設定の構成 OLE DBなどからのデータ取得を可能とする
SharePointサーバの管理機能

  

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