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OSコマンドによる物理バックアップの全手順Oracleバックアップ/リカバリ講座(6)(2/5 ページ)

本記事では、Oracleデータベースのバックアップ/リストア/リカバリについて、そのアーキテクチャ、代表的なバックアップ手法、論理/物理バックアップ、RMANといった全般的な内容を解説していく。(編集部)

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 では、実際に一貫性バックアップの取得手順を見ていきましょう。

手順1 一貫性バックアップを取得する構成ファイルの確認

 一貫性バックアップを取得するために、データベースの構成ファイルを確認します。

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手順2 データベースを正常に停止

 一貫性バックアップを取得するために、データベースを正常に停止し、SQL*Plusを終了します。

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手順3 データベース構成ファイルのバックアップ

 OSコマンドを使用して、データベース構成ファイルをバックアップ先(/work/OFFLINE_BACKUP/)へコピーします。

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手順4 データベースを起動

 すべてのファイルのバックアップ完了後、SQL*Plusを立ち上げ、データベースを起動します。

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TIPS 1

一貫性バックアップ時にオンラインREDOログファイルは取得すべきか

 以下の理由から、オンラインREDOログファイルのバックアップは推奨されていません。

  • オンラインREDOログファイル自体は、障害からの回復時に、RESETLOGSオプションを指定することで作成可能であるため

  • リストア時に、誤って最新のオンラインREDOログファイルを上書きしてしまう危険性があるため(リストア時に、一貫性バックアップからオンラインREDOログファイルも戻してしまうと、アーカイブモードで運用していても障害発生直前までの復旧ができなくなる)

 ただし、RESETLOGSオプションを指定したオンラインREDOログファイルの作成には、若干の時間がかかる点に注意が必要です。例えば、オンラインREDOログファイルが2Gbytesで、3メンバーから構成されており、Oracleの機能でミラーリングされている場合を考えます。仮に1つのオンラインREDOログファイルの作成に1分30秒かかる場合、オンラインREDOログファイル再作成のために9分間かかることになります。より短い時間で一貫性バックアップ時点への回復を行いたい場合や、テスト前に一貫性バックアップを取得し、テスト完了後に戻す場合など、一貫性バックアップからのリストアが頻繁に発生すると予想される場合には、オンラインREDOログファイルも一貫性バックアップに含めることを検討します。


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