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Google App EngineとSlim3で始める携帯Web入門クラウドとフレームワークで超簡単ケータイ開発(1)(1/3 ページ)

数年前に比べケータイ向けサービス構築を支援するフレームワークやノウハウがたまってきて、そして無料または、格安でサービスを公開できる仕組み(クラウドやVPSなど)も普及している今こそ、ケータイ向けサービス開発を始めるチャンスではないでしょうか

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環境が成熟した今ならケータイ向けサービスは簡単だ

 はじめまして、森俊夫と申します。徳島でフリーランスのプログラマをしております。最近、モバゲータウンGREEなどのソーシャルゲーム/アプリのCMが多いですね。iPhoneAndroidを代表とするスマートフォンもいよいよ普及段階に入ってきおり、いまや、PCよりも携帯電話やスマートフォンでインターネットにアクセスする人たちの方が多いともいわれています。今ほどモバイル向けサービスを創るのに最適な時期は、ないのではないでしょうか。

 数年前、出会い系サイトなどのケータイ向けサービスが流行しました。そのころは、携帯電話のキャリアの違いを吸収する問題や、昔の携帯電話(俗にいう2G世代)のサポートなど、大変な時期でした。しかし現在は、以下のようにケータイ向けサービス構築を支援するフレームワークやノウハウがたまってきています。

 さらに、無料または、格安でサービスを公開できる仕組み(クラウドVPS(バーチャル・プライベート・サーバ)など)も普及し、これまで、ケータイ向けサービスに手を出していなかったWebアプリケーション開発者・デザイナも簡単に始められるのではないでしょうか。

 本連載では、ケータイで使うのに向いているTwitter位置情報を使用したサービスを手軽に作成し、運用できることを説明したいと思います。

使用クラウド環境とフレームワーク

 本連載で核となるクラウド環境とフレームワーク/ライブラリは以下の4つです。基本的に、サーブレットJSPといったJavaのWebアプリケーション開発について理解している方向けの連載となります。

  • Google App Engine for Java(クラウド環境。以下、「GAE/J」と表記)
  • Slim3(GAE/JでのWebアプリ開発を超簡単にするフレームワーク)
  • Mobylet(JavaのケータイWebサイト開発を超簡単にするフレームワーク)
  • Twitter4j(Java言語でTwitterのAPIを超簡単に扱えるライブラリ。次回解説)

 次ページ以降、開発環境を構築していきましょう。

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