HDMI Type Aコネクタ:ケーブル&コネクタ図鑑
「HDMI Type Aコネクタ」は、PCやディスプレイ、テレビ、ビデオデッキ、AVアンプ、セットトップボックス、家庭用ゲーム機などをつないで、デジタルの映像・音声信号を送るためのコネクタだ。
HDMI Type Aコネクタは、PCやディスプレイ、テレビ、ビデオデッキ、AVアンプ、セットトップボックス、家庭用ゲーム機などの映像機器をつないで、デジタルの映像信号/音声信号を送るためのものである。「HDMI」はHigh-Definition Multimedia Interfaceの略語である。
デジタル伝送のため、ケーブルのところで画質や音質が劣化しないのが大きな特長である。また、接続した一方の機器から他方の機器をリモートコントロールしたり、イーサネットの信号も伝送したりする機能も規定されている。
HDMIは、2000年代後半から、さまざまなデジタル家電に搭載されるようになった。PCの分野では、特に一般消費者向け向けのPCやディスプレイによく搭載されている。
これに対し、同じデジタル伝送方式の映像系コネクタであるDisplayPortコネクタは、ビジネス向けのPCや液晶ディスプレイ(特に高解像度のもの)に採用されることが多い。
HDMIには複数のコネクタ形状があり、このType Aは最も一般的に使われていて、「標準サイズのHDMIコネクタ」「フルサイズのHDMIコネクタ」などと呼ばれることがある。他には、小型機器向けのHDMI Mini Type Cコネクタや、スマートフォンのようにもっと小さい携帯機器向けのHDMI Micro Type Dコネクタなどが規定されている。
HDMI Type Aコネクタと、その他のディスプレイ用コネクタとの比較
左からミニD-Sub 15ピン、DVI、HDMI Type A(青い矢印)、DisplayPort。コネクタの大きさは、同じデジタル方式のDVIに比べて半分以下と、非常に小さくなっている。
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■更新履歴
【2012/09/16】DisplayPortとの違いについて、本文に追記しました。
【2012/09/14】初版公開。
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