POWER7+搭載版PureApplications Systemが登場
日本アイ・ビー・エムはPOWER7+を搭載したPureApplications Systemを発表した。同時に、よりコア数の少ないエントリモデルも投入。PureData Systemでも分析用途向けハイパフォーマンスモデルを投入する。
2013年2月14日、日本アイ・ビー・エムは、POWER7+チップを搭載したエキスパート・インテグレーテッド・システムの提供を開始した。同製品は「IBM PureApplications System」シリーズのハイエンド向けラインアップに位置づけられる。PureApplications Systemシリーズは、専用ハードウェアとあらかじめチューニングされた「パターン」を使ったサーバ構成設定が可能な点が特徴。従来、Linux OSを前提とするIAサーバモデルである「W1500」のみの展開であったが、今回、POWER7+を搭載したW1700を2013年2月28日から投入する。併せて、導入しやすいエントリモデルとしてW1500をベースにコア数が32/64コア(25U)の市場投入もアナウンスした(2013年1月11日から市場展開済み)。
一方、旧Nettezaのテクノロジを踏襲するPureDataでは、データ分析高速化を目指し、既存モデルの「3倍の処理速度」(日本アイ・ビー・エム発表)を実現した「PureData System For Analytics N2001」を新たに追加している(2013年2月1日から市場展開済み)。PureData System For Analytics N2001のラックあたりデータスキャン性能は125GB/秒。
「2012年10月にソフトウェアのアップデート(Netteza Performance Software V7.0、関連記事)を実施したが、今回はさらにハードウェア面で性能向上につながるラインアップ拡充」日本アイ・ビー・エム 理事 ソフトウェア事業 インフォメーション・マネジメント事業部 事業部長 塚本眞一氏)
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