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日立はエントリモデルでPOWER7+を搭載、仮想化環境を強化
ハイエンド向けだけでなくエントリクラスのサーバ機でも最新POWER7+の環境が使えるように。仮想化によるサーバ集約がより効率化できるという。
日立製作所は2013年3月1日から、同社のUNIXサーバ製品ラインアップに、POWER7+アーキテクチャを採用したモデルを追加した。
今回追加するのは「EP8000シリーズ」のエントリーサーバ製品でのPOWER7+プロセッサ版である。従来モデルと比較して、最大1.2倍のトランザクション処理性能を実現したとしている。
また、プロセッサ1コア当たりの論理パーティショニングによる仮想サーバ数が20と、従来比2倍の高いパフォーマンスになっているという。
この他、AIX/POWER7+環境独自のメモリ上のデータ圧縮技術「Active Memory Expansion」も利用できるため、メモリの物理容量以上のメモリサイズが利用可能な点も特徴。
日立では、運用管理製品「JP1」などのミドルウェア製品やAIX向けサポートサービス「日立サポート360」を含む基幹業務向けのソリューションで同製品を展開していくとしている。
製品詳細および価格は下記の通り。
モデル | 形状 | プロセッサ | 最大プロセッサ数 | メモリ容量 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|
EP8000 740 | ラックマウント | POWER7+(4.2/3.6GHz) | 16 | 32〜1024GB | 807万5340円〜 |
EP8000 720 | ラックマウント/タワー | POWER7+(3.6GHz) | 6 | 8〜512GB | 243万8205円〜 |
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