AWS OpsWorksが機能強化、ELBなども利用可能に:インスタンスの状態チェックも
米Amazon Web Servicesのアプリケーション管理サービス「AWS OpsWorks」に、トラフィック分散機能「Elastic Load Balancing」(ELB)やインスタンスモニタ機能「Monitoring View」などの新機能が加わった。
米Amazon Web Services(AWS)は5月14日、アプリケーション管理サービス「AWS OpsWorks」に、トラフィック分散機能「Elastic Load Balancing」(ELB)やインスタンスモニタ機能「Monitoring View」などの新機能が加わったと発表した。
ELBはアプリケーションのインスタンス間で自動的にトラフィックを分散させる機能。OpsWorksアプリケーションでELBを利用するメリットとして、入ってくるトラフィックに応じて、自動的にリクエスト処理機能をスケールできることなどを挙げている。
ELBはEC2コンソールで作成後、負荷分散したいLayerに追加して使用する。Layerは、インスタンスのプールを固定することも、インスタンスベースのスケーリングを使って負荷や時間ベースで容量を増やすこともできる。
一方、Monitoring Viewではアプリケーションを実行しているインスタンスの状態をチェックできる。OpsWorksでは各インスタンスごとにCPU、メモリ、負荷など13種類のメトリクスをCloudWatchに送信しており、このメトリクスはStack内の各Layerによって自動的に分類され、フィルタにかけられる。ユーザーが期間や参照するメトリクスを設定したり、特定のインスタンスを掘り下げてチェックすることも可能だ。
さらに、EBSタイプのEC2インスタンスを新たにサポートし、AWS Free Usage Tierの対象となるマイクロインスタンスも含めてインスタンスタイプの選択肢を増やした。
新機能はいずれも、AWS Management Consoleから利用できる。
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