Microsoft、「Windows 8.1 Enterprise」プレビュー版を公開:管理性や仮想化を強化
米Microsoftは「Windows 8.1 Enterprise」プレビュー版のダウンロード提供を開始した。モバイルやセキュリティ、管理、仮想化といった企業向けのプレミアム機能を強化した。
米Microsoftは2013年7月30日、「Windows 8.1 Enterprise」プレビュー版のダウンロード提供を開始した。すでにプレビュー版が公開されている「Windows 8.1」に、モバイルやセキュリティ、管理、仮想化といった企業向けのプレミアム機能を加えた。
Windows 8.1 Enterpriseプレビュー版では、個人所有の端末を業務利用すること(Bring Your Own Device=BYOD)を想定した「Windows To Go Creator」をはじめ、スタート画面のレイアウトを管理できる「Start Screen Control」、会社のネットワーク内のリソースに外部からシームレスにアクセスできる「DirectAccess」などの機能が提供される。
このほか「BranchCache」や「Virtual Desktop Infrastructure(VDI)」、「AppLocker」、「Windows Enterprise Side-Loading」などのセキュリティ機能や仮想化機能が搭載された。
なお、Windows 8.1ではWindows 8と同じライフサイクルポリシーを維持する方針で、サポート期間は2023年1月10日までとなる。Windows 8のユーザーが同ポリシーに基づくサポートを受けるためには、Windows 8.1が正式に提供されてから2年以内にアップデートする必要がある。Microsoftは移行支援のための各種ツールを提供する。
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