「Windows Azure SDK 2.2」リリース、Visual Studio 2013に対応:Windows Azure情報アップデート
Visual Studio 2013のリリースを受け、Windows AzureのSDKもアップデートした。リモートでのデバッグが容易になる。.NETアプリケーションのAzure環境移行支援も強化している。
米マイクロソフトは2013年10月22日、「Windows Azure SDK 2.2」のリリースを発表した。先に公開された統合開発環境の最新版「Visual Studio 2013」に対応し、サインイン統合などの新機能を提供している(関連記事「マイクロソフト、Visual Studio 2013のローンチは11月13日」)。
Windows Azure SDK 2.2は主な新機能として、Windows Azure Webサイトとクラウドサービス上でのデバッグ機能をサポートした。Visual StudioをWindows Azure Webサイトまたはクラウドサービスで実行されているRemote Debuggerに接続して、デバッグを実行できる。
Visual Studioからのサインイン機能では、Windows Azureで実行している全てのアプリケーションとサービスが容易に参照・管理できるようになった。Visual StudioのServer Explorerで「Windows Azure」のアイコンを右クリックして「Windows Azureに接続」を選ぶと、Windows Azureのサインイン画面が表示され、メールアドレスを入力するとサインインできる。
また、クラウドサービス、仮想マシン、仮想ネットワーク、Webサイト、ストレージアカウントを自動化するためのライブラリ「Windows Azure Management Libraries for .NET」のプレビュー版を提供し、複雑化する環境の構築やWindows Azureへの移植を支援する。
一方、重要なサーバデータを自動的にWindows Azureにバックアップできる「Windows Azure Backup」の正式版と、仮想マシンの自動レプリケーションによってSystems Center 2012のプライベートクラウド復旧を支援する「Hyper-V Recovery Manager」のプレビュー版も併せて公開した(関連記事「Windows AzureがWindows Server環境バックアップの正式な選択肢に」)。
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