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思考の癖を把握して効果的に評価する(後編)ITエンジニアのチームリーダーシップ実践講座(7)(3/4 ページ)

用語の定義にこだわる人は正確な事実を知りたがり、設計書の目次に注目する人はコンセプトを大切にする―― メンバーの思考の癖を把握して、効果的に評価する方法を伝授しよう

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仕事の結果を評価する

 誰でも、何かを成し遂げた後で、人からフィードバックを得るとありがたく感じるものです。成果が認められれば満足感もアップするし、何か指摘を受けたとしても自分のさらなる成長に結び付くような内容であれば、積極的に聞き入れるでしょう。

 メンバーの仕事を評価することも、リーダーの大事な仕事です。相手が受け入れやすいアプローチを採ることと、相手に評価を伝えるタイミングが重要であることを覚えておきましょう。

 評価を伝えるのに、プロジェクトが完了するまで待つ必要はありません。日々、何か気付いた点があれば、その都度、褒めたり指摘したり、フィードバックを与えるとよいのです。

HBDIタイプ分けでの評価のポイント

 相手に響く評価は、思考のタイプごとに異なります。Aタイプは、次の点を評価するとよいでしょう。

  • 時間をうまく使う努力
  • しっかりとした議論
  • 細かい分析

 Bタイプは、次の点を評価するとよいでしょう。

  • 予定の時間通り完了
  • 最後までやり抜いたこと
  • 計画に沿った進め方

 Cタイプは、次の点を評価するとよいでしょう。

  • チーム全体の合意
  • 高い感受性
  • 気配りができていた

 Dタイプは、次の点を評価するとよいでしょう。

  • イニシアチブと想像力
  • 面白さとユニークさ
  • 細部は最小限に、全体を通して評価

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