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米デル、米EMCの買収を正式発表ソフトウエア指向はさらに強化されるか

ハードウエア企業2社がソフトウエア定義型データセンター時代のリーダーシップを狙う。

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買収を伝えるデルのプレスリリース

 米デルは2015年10月12日(米国時間)、米EMCとの間で買収条件が合意に至ったことを発表した。米EMC傘下のヴイエムウェアは、米株式市場での上場を維持するという。買収の総額は約670億ドル(約8兆500億円)となる見込み。買収完了後は、米デル会長兼CEOのマイケル・デル氏が会長兼最高経営責任者に就任する。現在は、両社で買収案の合意が取れた段階。今後は米EMCの株主に買収案への合意を求めていくことになる。


米デルの発表から、握手をする米EMCのジョー・トゥッチ会長兼CEO(写真左)と、米デル会長兼CEOマイケル・デル氏(写真右)

 米デルは、この発表に際し、「ソフトウエア定義型データセンターやハイブリッドクラウド、コンバージドインフラ、モバイルおよびセキュリティの分野で業界をリードするイノベーターを結集する」としている。

 米EMCはストレージベンダーだが、2014年にはソフトウエアを軸にした製品戦略を発表、直近でも「EMCの既存ストレージの進化、キーワードはフラッシュ、ソフトウエア化、クラウド」で紹介したようにその戦略を強化している。また、傘下にヴイエムウェアやコンバージドインフラを展開するVCE、PaaSなどを展開するPivotal、セキュリティではRSAを持っている。

 なお、この発表の背景などの詳報は「デルがEMCを買収で株式を非公開化へ、その背景と今後の展開は」を参照してほしい。

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