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2024年第3四半期のクラウドインフラ支出、前年比115.3%増の573億ドルで過去最高を記録:日本のクラウドインフラ支出も増加
IDCは2024年第3四半期のクラウド/非クラウドインフラハードウェア支出の動向を発表した。2024年第3四半期のクラウドインフラ支出は、前年同期比115.3%増の573億ドルとなった。
調査会社のIDCは2025年1月17日(米国時間)、2024年第3四半期の専用/共有クラウド、および非クラウドインフラハードウェア支出の動向を発表した。
IDCは専用クラウドと共有クラウドを、次のように定義している。
- 専用クラウド:1つの企業または企業グループ内で共有されるクラウドを指す。クラウドサービスプロバイダー側のインフラで展開される場合と、顧客側のインフラで展開される場合の2通りがある
- 共有クラウド:パブリッククラウドサービス(企業のデータセンターに展開されたITインフラの拡張や置き換えのために設計されたさまざまなサービスを含む)や、各種デジタルサービス(メディア/コンテンツ配信、共有、検索、ソーシャルメディア、電子商取引など)に使われるクラウドを指す
日本の支出も増加 クラウドインフラと非クラウドインフラ支出の推移
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