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ジャパンネット銀行の情報系システム リアルタイム化の裏側スペシャリストが語るインメモリDBの魅力【富士通編】(3/3 ページ)

ジャパンネット銀行は、Oracle Database 12cの新機能である「Oracle Database In-Memory」と富士通のUNIXサーバー「SPARC M10」の組み合わせが発揮する並外れた性能を評価し、次期データウエアハウス基盤に採用したという。その速さの秘密を富士通のスペシャリストに聞いた。[パフォーマンス改善][Oracle Database 12c][Engineered System]

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高速データベース基盤を短期間で構築可能な高速DBオファリングも提供

 ジャパンネット銀行の事例では専用機を含めた既存DWH環境のリプレースで採用されたOracle Database In-Memoryだが、企業によってはDWH環境とOLTP(オンライントランザクション処理)環境の統合に利用したいと考える場合もあるだろう。これについて池田氏は、「異なるワークロードが動く両環境の統合の是非は、現行システムの状況に応じて判断すべき」だとアドバイスする。

 「ジャパンネット銀行さまのように、基幹系の処理だけでも非常に重く、それとは別にDWH環境を構築されている場合には、いきなり全てをOracle Database In-Memory上に統合するのではなく、まずDWH高速化に用途を絞るべきだと考えています。一方、中小規模の企業では、既にOLTPとDWHの両方を一つのシステムでまかなっているケースも多いでしょう。このような環境については、OLTP/DWH統合環境をさらに高速化する方法として、Oracle Database In-Memoryが非常に有効なソリューションだと思います」(池田氏)

 富士通は、Oracle Database In-Memoryを効果的に活用するための高速データベース基盤として「FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX for Oracle Database」を提供している。

 「PRIMEFLEX for Oracle Databaseは、当社がこれまで培ってきたOracle Databaseシステムの最適化ノウハウをあらかじめ反映した垂直統合型のデータベースシステムであり、データベースの超高速化、低コスト、安心安全な導入/サポートが大きな特徴です。このデータベースシステムは、Oracle Database In-Memoryオプションにも対応しており、非常に短期間で超高速なリアルタイム分析基盤を構築することが可能になっています」(池田氏)


PRIMEFLEX for Oracle Databaseの特徴(富士通提供資料より

 また、富士通は「Oracle Exadata」に関するサービスメニューも提供しており、最新のOracle Exadata X5を利用してOracle Database In-MemoryのPoCを行うための環境も用意している。同社は厳しい品質基準でOracle Exadataの検証を行い、その結果をオラクルにフィードバックするといった取り組みにより、Oracle Exadataの品質向上にも貢献している。それを通して得た知見やノウハウは、富士通がオラクルに代わってOracle Exadataのサポートを直接行う「ファーストラインサポート」でも活用されている。

 「当社は現在、日本全国850カ所にサービス拠点を展開しています。ファーストラインサポートをご利用いただけば、例えばOracle Exadataでディスク故障が発生した際には、近隣のサービス拠点からサービスエンジニアが急行してディスク交換を行うなど、迅速に対応することが可能です」(池田氏)


富士通によるOracle Exadataファーストラインサポート(富士通提供資料より)

 このように、ハードウエアからソフトウエアまで一気通貫でカバーする技術力の高さに加えて、金融や流通、通信など、さまざまな業種/業務に精通したシステムエンジニアを擁していることが富士通の大きな強みだ。同社はこれらを武器に、Oracle Database In-Memoryの能力をフルに活用したシステム改革や業務改革、新規ビジネス構築など、企業のあらゆるニーズに応えるべく、活動を本格化させている。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年11月18日

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