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データベースウォッチャーが振り返る2015年、「次に“来る”DBの技術トレンド」とはDatabase Watch(2015年総集編)(2/3 ページ)

クラウド、IoT、ビッグデータ、あるいは機械学習やAIなど、これまで“ITバズワード”だった技術が、急速に実需として具体化しています。その“データ”はどこに蓄積されるのか。そう、データベースです。データベースの最新事情を追う連載「Database Watch」から、2015年の動向を振り返り、「次に“来る”DBトレンド」を先読みします。

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データベースエンジニアが「話題」にした、「保存しておこう」と思った記事は?

 続いて、「Facebookでシェアされた数が多い記事」ランキングも見ていきます。記事が何回読まれたかを示すページビュー(PV)に対し、こちらは記事を読んだ人が、記事に対して「いいね!や、シェアをした数」となります。前述したPVランキングとはかなり違う結果になっていました。

 この数値は、感想を投稿したい、共有したい、人に伝えたい、後で必要になるはずなので保存したなど、「読後に何かのアクションをとるほど、自身に影響があると感じた」ものと位置付けます。つまり、データベースエンジニアの皆さんが今後注目しておくべき分野である可能性がある内容と言えます。


 トップは「Apache Sparkに注力するIBM、目指すは“データ分析のOS”」でした。念のため、「Apache Spark」はデータベースではなく、分散環境で並列処理を行う基盤です。Hadoop環境で使うMapReduceの後継……とすると語弊があるかもしれませんが、おおまかなイメージとしてそう遠くありません。

 IBMは「データ分析のOS」を目指すものと位置付けており、将来的には「IBM DB2」だけではなく、IBMのあらゆる情報管理製品の基盤として組み込まれていくことが見込まれています。つまり、IBMのデータベース関連製品の将来像に大きく関係するということで、Sparkがどうなるか、どう実務と絡めるかは今後注目しておくべきと思います。


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