Vuforiaで立体をARマーカーにしてスケスケ&動画再生:Unity+ARで何ができるのか(2)(2/4 ページ)
本連載では、ARを無料で制作できるライブラリ「Vuforia」と「Unity」を使うことで、誰でも簡単にARのコンテンツを制作できる方法を紹介します。今回は、箱型や円錐など3Dのターゲットを読み込む方法や、ターゲットを透過したり、ARの画面上で動画を再生したりする方法について。
円柱や円すいなどの「Cylinder」ターゲットの設定
Cylinderターゲットでは円柱や円すいなどのターゲットを使えます。このターゲットは上面、側面、底面の三つのマーカーを登録できます。ターゲットを設定する際には上面の半径(Top Diameter)、側面の高さ(Length)、下面の半径(Bottom Diameter)を設定します。
Cuboidターゲットと同じようにターゲットを選択すると、3Dオブジェクトと展開図が表示されます。各面にマーカーを登録していきます。上面、下面の画像はなくてもターゲットとして機能します。
設定後、Cuboidと同じようにUnityに取り込んでいきます。Cylinderの場合、Targetは「Cylinder Target」を使います。Cuboid同様に設定し、実行してみます。
AR表示できました。
CylinderのターゲットもCuboid同様、どの面から見ても認識されることになります。
Vuforiaの多彩なサンプルをダウンロード
次はサンプルを用いてVuforiaで実現できるARの表現を見ていきます。
まずはサンプルのダウンロードからです。「Vuforia Developer Portal」の「Downloads」を選択し、「Samples」を選択してください。
いくつかのサンプルが一覧で表示されます。「Core Features」は基本的なサンプル、「Advanced Topics」は発展的なサンプルという位置付けです。
今回は「Advanced Topics」から「Occlusion Management」「Video Playback」を選んで説明します。「Download for Unity」でダウンロードしてください。
次からの項目はそれぞれ独立しているので、自分が「作りたい!」というものから取り組んでください。
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