レゴで学習 町立小学校で「ロボットプログラミング授業」が開始:富士通と千葉工大が支援
千葉県一宮町の小学校2校で、レゴ マインドストームを教材に使う「ロボットプログラミング授業」が開始される。タブレットによるICT環境を富士通が構築した。
千葉県長生郡一宮町と富士通、千葉工業大学は2016年2月12日、一宮町立東浪見小学校と同町立一宮小学校へタブレットPCを用いたICT環境を構築したと発表した。導入されたICT環境を活用し、児童がロボットを組み立て、ロボットを動かすプログラミングをしながら学習する「ロボットプログラミング授業」を2016年2月18日より開始する。
中学生のプログラミング必修化に伴い、もっと早期からプログラミングを学ばせたい、興味を持ってもらいたいと考える親が増えている。地方創生上乗せ交付金事業の一環として、自治体によるICT人材の育成体制、特色のある教育手段の提供により、住民の定住化や子育て世代の移住者増を図るのも狙いだ。富士通は、文教市場向けタブレット「FUJITSU Tablet ARROWS Tab Q506/ME」を用いた利用環境を全普通教室に完備し、グループ会社である富士通エフ・オー・エムの学校向けロボットプログラミング授業サービスを提供。千葉工業大学も児童にロボットプログラミングへの好奇心と興味を持たせるデモンストレーション活動などで支援する。
教材には、レゴ ジャパンの「教育版レゴ マインドストーム EV3」を使う。児童は、各自1体のロボットを組み立てて、ロボットを動かすプログラムを自ら作成し、実際にロボットを動かすまでを学ぶ。児童用タブレットにプログラミングキットをあらかじめインストールし、児童でも直感的にプログラミングを理解できるように工夫した。
富士通は今回のICT環境を、総計152台の児童用/教師用のタブレットPC、教材配信や提出物の保管などに使う2台のサーバ(PRIMERGY TX1310 M1)、文教向け管理ソフトウェア「FUJITSU 文教ソリューションK-12学習情報活用 知恵たま」「MAGICLASS(マジクラス) 瞬快」で構成し、全教室への無線アクセスポイントも完備した。
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