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エンジニアのキャンバス、その名はホワイトボードまた昭和な転職で失敗してるの? きのこる先生の「かろやかな転職」(5)(1/5 ページ)

プログラマーにしてWeb系企業の採用担当「きのこる先生」が、シリコンバレーのエンジニア採用ステップを解説します。キミハ「ホワイトボードテスト」ニ、タエラレルカ?

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 エンジニアを取り巻く転職事情はここ数年で、従来の転職サイトや転職エージェントを利用するスタイルから、オープンでソーシャルなスタイルへと大きく変化しました。エンジニアが納得のいくキャリアを自律的にドライブするには、転職をどのように考え、どのように取り組めばよいのか。元プログラマー、現Web系企業人事担当者の「きのこる先生」が「かろやかに」に指南する本連載。

 前回はエンジニアの転職2.0“未”対応状況を、「残念なクラリス」に例えて説明しました。今回はシリコンバレーのエンジニア採用風景を説明します。

 こんにちは。プログラマーにして採用担当、胞子はあるが花粉に弱い、一人称は「菌類」な「きのこる先生」です。すっかりご無沙汰しておりましたが、覚えてますか?

 菌類、昨年末から本業が忙しくなってしまい(大きめのシステムを3つ同時に開発していました)、転職指南は冬眠休業状態でした。春と一緒に大詰めがやってきて、ようやく一段落……と思っていたら、それを見ていたかのように、この連載の担当編集さんから「ところでそろそろ続きが読みたいですよ?」とのメッセージが届いたのです。もしかして菌類のタスクボード、見られていた?

 お題は「ホワイトボードテスト」。

 ホワイトボードテストとは、「面接官から出された課題に、ホワイトボード(など)にコードを書いて答える」という面接手法で、シリコンバレーのIT企業の採用面接では必ず行われているそうです。

 菌類、ちょうど関連する本を読み終えたところでした。編集さん、タスクボードだけでなく菌類の本棚も見ていたようです。

エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢

 その関連する本、というのがこちら。「エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢〜渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド」(竜 盛博著 技術評論社)です。

 著者の竜盛博(@garyu)さんは、日本でスタートしたキャリアを米国に移し、米Amazonや米Microsoftなどの大企業からスタートアップまで、シリコンバレーの最前線で活躍しているエンジニアです。竜さんはこの本で、エンジニアにとっての「最前線」=シリコンバレーで働くことのリアルを、エンジニアとしての実体験を通して語っています。

 「海外で働く」という選択肢を考えていなくても、エンジニアとしてキャリアを積んでいくために役立つことがたくさん書いてあります。「先輩の実体験」として、ぜひ一読をお勧めしたい本です。


ホワイトボードテストって、何をするの?
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