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Jリーグが「スマートスタジアム化」、ICTで新しい観戦スタイルを提案:スタジアムのWi-Fi対応/独自の映像配信サービスなど
Jリーグは、スタジアムのICT化を図る「スマートスタジアム事業」についてDAZNやNTTグループと協業契約を結んだ。
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は2016年7月20日、「スマートスタジアム事業」について、スポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」を提供するPerform Group、及びNTTグループと協業契約を結んだと発表した。スマートスタジアム事業は、試合会場であるスタジアムのICT化を図るもので、まずは、J1クラブのホームスタジアムでWi-Fi環境を整備する。
スタジアムでのインターネット接続環境を整えることで、スタジアムで楽しめるコンテンツやサービスを充実させるだけでなく、来場者の興味がスタジアム周辺地域に広がるきっかけも作るようにする。また、現地の映像サービスでは、「ゴールシーンを手元のスマホでリプレイ再生」といった新たな観戦スタイルを提案する機能も取り入れる。
今後、スマートフォンやタブレット、デジタルサイネージを利用して試合観戦以外の新たな体験も創出する。スタジアムと周辺地域の商業・観光施設間での相互送客など、地域振興につながる活動も支援する。
契約期間は2017〜2026年のシーズン(10年間)で、J1クラブのホームスタジアムが対象になる。
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