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日本HP、「HP Device as a Service(DaaS)」を開始:デバイスの利用サイクル全般を“サービス”として提供
日本HPは、PC/スマートデバイスの本体と利用サイクルや管理手段を一元化した“サービス”として月額課金制で展開する「HP Device as a Service」を開始すると発表した。
日本HPは2016年8月19日、月額料金制の新サービス「HP Device as a Service(HP DaaS)」の提供を開始すると発表した。
HP DaaSは、インフラストラクチャをクラウド上のサービスとして提供するIaaS(Infrastructure as a Service)、アプリケーションをサービスとして展開するSaaS(Software as a Service)などの考え方と同様に、PCやスマートデバイス本体と、OSやソフトウェアのインストールやアップデート、デバイス管理、ヘルプデスク、セキュリティ対策といった、PCの活用や管理で発生する項目をまとめて「サービス」として提供する。提供される主なサービスは以下の通り。
- 計画/設計:現状調査、ソリューションの設計立案、導入計画の策定
- 設定:OSおよびアプリケーション設定、組み込み、ラベル/タグ付けなど
- 展開:データ移行、インストール、配送
- 最適化:IMAC(設置、移設、増設、変更)、ヘルプデスク、セキュリティ対応、IT資産管理
- 保守:常駐エンジニア、マルチベンダー対応、専用コールセンター、保証拡張
- 廃棄:データ消去、デバイスの廃棄、買い取り
業務用PCやデバイスに関わる管理項目の全般が単一の契約となることで、企業は年間コストの的確な予測が可能となり、組織の変更に合わせたPC環境の容易な調整が可能になる。また、従業員へ常に最新のPC環境を提供できることから、生産性のさらなる向上にも寄与するとしている。サービスで提供するデバイスはHP製の他、他社製デバイスを選択できるメニューも用意する。
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