ニュース
レッドハットとパナソニックIS、企業向けオープンソースクラウド基盤展開サービスで協業:OpenStack/OpenShiftコンテナ基盤の展開支援サービスなど
レッドハットとパナソニック インフォメーションシステムズが、オープンソースソフトウェアを活用したシステムインテグレーションソリューションで協業展開すると発表。主にOSSベースでのクラウドシステム構築/運用に関する企業向けサービスを提供する。
レッドハットとパナソニック インフォメーションシステムズ(以下、パナソニックIS)は2016年12月20日、オープンソースソフトウェア(OSS)型ITソリューションの企業向け展開で協業すると発表した。主に、OSSベースでのクラウドシステムへの移行や運用のサポート、クラウド環境の構築支援に関する企業向けサービスを提供する。
パナソニックISは、レッドハットが展開するOpenStackベースのクラウドインフラ構築プラットフォーム「Red Hat OpenStack Platform」や、コンテナプラットフォーム「OpenShift Container Platform」などのソリューションを活用したクラウドシステムの構築/運用支援サービスを用意する。レッドハットは、パナソニックISのサービスに向けた技術支援などとともに、共同で営業やマーケティング活動も行う。展開する主なサービスは以下の通り。
- 「Red Hat Enterprise Linux」を用いたクラウド移行と運用効率化、ハイブリッドクラウド環境の運用支援
- 柔軟で堅牢なプライベートクラウドを構築するための「Red Hat OpenStack Platform」の導入支援
- ビジネスアジリティ(迅速化)の向上を目指す「Red Hat OpenShift Container Platform」の導入支援
- 企業ITシステムの構成管理自動化を促進する、IT自動化フレームワーク「Ansible Tower」を用いたITオートメーション環境の構築支援
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- レッドハットが発表したOpenShift Enterprise 3は「Dockerを知らなくても使える」基盤
レッドハットが2015年7月22日に国内発表したPaaS製品「OpenShift Enterprise 3」の最大の狙いは、Dockerを知らなくてもアプリケーションの開発・運用ができるようにすることだという。ここでは、レッドハットの日本法人の説明に基づき、OpenShift Enterprise 3を紹介する。 - “使用”より“構築”で学ぶオープンPaaS「OpenShift」
オープンなクラウドで重要性を増すJava。DevOps時代のJavaプログラマはアプリケーション開発者(Dev)もデプロイや運用(Ops)面におけるクラウド/インフラ技術への幅広い理解が必要となる。本連載では、さまざまなオープンクラウド技術を紹介していく。初回は、オープンソースのPaaSであるOpenShiftを紹介。どんな技術を使ってPaaSが実装されているのかを理解しよう - OpenStackの、NFVおよびコンテナへの取り組みから見えてくるもの
OpenStackは今、どのような状況にあるのか。どう普及してきているのか。本特集では、OpenStack Barcelona 2016で得られた情報から、これを探る。まず、アプリケーションとの連携をどのように進めているかについてお伝えする。 - OpenStackが今求められる理由とは何か? エンジニアにとってなぜ重要なのか?
スピーディなビジネス展開が収益向上の鍵となっている今、システム整備にも一層のスピードと柔軟性が求められている。こうした中、なぜOpenStackが企業の注目を集めているのか? 今あらためてOpenStackのエキスパートに聞く。