グレープシティ、Web帳票開発コンポーネントのサーバ製品「ActiveReports 11.0J Server」を発表:Web帳票の運用環境をノンプログラミングで構築
グレープシティがオールインワン帳票ソリューション「ActiveReports 11.0J Server」を発売する。Webサーバ(IIS)にインストールして利用し、帳票設計から管理、運用まで、Web帳票の運用環境をノンプログラミングで構築できる。
グレープシティは2017年1月25日、オールインワン帳票ソリューション「ActiveReports 11.0J Server」を2017年2月28日に発売すると発表した。運用サーバライセンス価格は135万円(税込)。
ActiveReports Serverは、同社が1998年から提供している帳票開発支援ツール「ActiveReports」シリーズのサーバ版として、ActiveReportsの帳票デザイナーや帳票実行エンジンを実装。Windows Serverに標準搭載されているWebサーバ「インターネットインフォメーションサービス(IIS)」にインストールして利用する。オプションの追加なしに、帳票のデザインから、プレビュー、ファイル出力、スケジュール配信や印刷、アクセス制御、ログ管理といった、Web帳票システムに必要な機能をオールインワンで提供する。外部システムや上位システムとの連携のためのREST APIも提供する。
帳票デザイナーは、同社が提供している「ActiveReports for .NET」と同等の機能を備える。帳票デザイナーはClickOnceアプリケーションとして実装されており、Visual Studioなどの開発環境なしにエンドユーザーでも高度なWeb帳票の作成や編集が行える。帳票サンプルも用意しており、これらを基に帳票を作成できる。
稼働OSはWindows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016で、.NET Framework 4.5.2/4.6/4.6.1/4.6.2が必要。Webポータルの対応ブラウザは、Microsoft Edge、Internet Explorer 9/10/11、Google Chrome。iOSデバイスでアクセスする場合は、Safariにも対応する。
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