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マイクロソフト、「Visual Studio 2017 RC版」の最新アップデートを公開:「Advanced Save」の復活、「.NET Core」の改善など
マイクロソフトが、「Visual Studio 2017 RC版」の最新アップデート版を公開。「.NET Core」「ASP.NET Core Tooling」のバグフィックス、「Team Explorer」の機能改良、インストール関連の問題などを改善した。
米マイクロソフトは2017年1月27日(米国時間)、「Visual Studio 2017 Release Candidate(RC版)」の最新アップデートを公開した。
Visual Studio 2017は、ソフトウェア開発環境「Visual Studio」の次期バージョンとして開発中。2016年11月にプレビュー版を経過したリリース候補版となる「Release Candidate(RC版)」が公開され、今回はこのRC版のアップデートとなる。なお同社は、前日の1月26日に初回のアップデート版を公開したが、セットアップファイルに問題があったために公開を一時停止し、この問題を修正した本アップデート版を公開している。アップデート版の主要な変更点は以下の通り。
- 「.NET Core」および「ASP.NET Core」ワークロードのプレビュー期間を終了。.NET CoreとASP.NET Core Toolingの幾つかのバグを修正し、ユーザビリティを向上させた
- 「Team Explorer」の接続機能を改良。接続したいプロジェクトやリポジトリを見つけやすくなるよう改善した
- ユーザーニーズが高かったことを踏まえ、「Advanced Save」機能を復活させた
- インストール関連のさまざまな問題(ハングなど)を修正。また、インストールが失敗した場合のために「再試行ボタン」を新たに用意し、「オフラインインストールのためのレイアウト作成」機能も新たにサポートされた
一方、これらとは別に、「Data Science」と「Python Development」ワークロードが省かれた。また、一部のコンポーネントにおける英語以外の言語対応など、Visual Studio 2017の正式リリース時点で全てのリリース要件を満せない見通しであることを明らかにした。Visual Studio 2017の正式リリース後間もなく、これらの差分プログラムを配布することで対処するという。
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