「データウェアハウス」「OLAP」「データマート」を理解する:「データベーススペシャリスト試験」戦略的学習のススメ(28)(2/2 ページ)
あの“津崎さん”も保有する難関資格「データベーススペシャリスト」。本企画では、データベーススペシャリスト試験 午前/午後試験対策のための「基礎知識」を抜粋してお届けします。今回は「データウェアハウス」「OLAP」「データマート」の基礎を解説します。
データクレンジング
以下の出題とセットで、データクレンジングの意味を押さえて下さい。
Chance問題
演習27-2
業務系のデータベースから抽出したデータをデータウェアハウスに格納するために、整合されたデータ属性やコード体系などに合うように変換及び修正を行う処理はどれか。
ア クラスタリング イ スライシング
ウ ダイシング エ データクレンジング
(H27春DB午前II19)
解答 演習27-2 エ
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データマート
データウェアハウスに保存されたデータの中から、特定の部門やユーザの使用目的に応じて特定のデータを切り出し、別のデータベースに整理したものをデータマートと呼びます。
データウェアハウスは、午前試験に、ほぼ毎年出題されます。OLAPの各手法について、意味を取り違えないよう注意して下さい。
本試験過去問題による類題演習 | |
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□H26 午前II問17 | スキーマデータでモデル化し、分析対象データを格納するテーブル |
□H23 午前II問18 | OLAP(Online Analytical Processing)の操作に関する説明 |
□H18 午前問13 | データ分析における分類項目変更操作 |
Chance問題
Point check
関係データベースを利用して、データウェアハウスをスタースキーマ構造で作成することがある。このとき、分析の対象とするトランザクションデータを格納するテーブルはどれか。
(H21春DB午前II問14)
ア ディメンションテーブル イ デシジョンテーブル
ウ ハッシュテーブル エ ファクトテーブル
解答 Point check エ
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書籍紹介
ポケットスタディ データベーススペシャリスト [第2版]
具志堅融、河科湊著
秀和システム 1,500円
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