CTC、DBMSのAWS移行を支援する「データベース移行ソリューション for AWS」の提供を開始:オンプレミスからクラウドへの移行を支援、冗長化ソリューションも
伊藤忠テクノソリューションズが、AWSクラウド上へのデータベース移行と冗長化を支援するソリューションの販売を開始。既存システムの利用状況や移行要件を踏まえた移行計画から、実際のデータ変換作業や移行作業までを一貫して行う。価格は100万円から。
伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は2017年3月29日、データベース管理システム(DBMS)をAmazon Web Services(AWS)上へ移行させるクラウド移行支援サービス「データベース移行ソリューション for AWS」と、クラスタリングによって可用性を高める「データベース冗長化ソリューション for AWS」の提供を開始した。
データベース移行ソリューション for AWSは、企業それぞれの需要や要件に沿ったDBMSのクラウド移行計画の策定から、実際のデータ変換作業、移行作業までをワンストップで提供する。価格は100万円(税別、以下同)から。
データベース冗長化ソリューション for AWSは、可用性を確保しながら、オンプレミスの既存DBMSをそのまま稼働させたいと考える企業向けのサービス。サイオステクノロジーのHA(High Availability)クラスタソフトウェア「LifeKeeper」とデータレプリケーションソフトウェア「DataKeeper」を用いて実現する。既存のアプリケーションに変更を加えずに、データの複製や障害直前までのデータ保護、ストレージのミラーリングなどをリアルタイムで実施できる。冗長化の対象範囲は、AWSが通常対象とするOSや仮想マシンに加えて、ミドルウェアやアプリケーションなども対象となる。価格は320万円から。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 業務部門がAWSを使いこなすには
Amazon Web Services(AWS)などのクラウドサービスを、部署・部門レベルで本格的に活用するにはどうしたらいいか。2014年10月9日に開催された「AWSをビジネスの武器に――業務部門のための、クラウドサービス徹底活用セミナー」から、活用のヒントを探る。 - 「どのデータベースでも対応」SAPシステムのAzure移行サービス、NTTデータGSL
NTTデータグローバルソリューションズと日本マイクロソフトは、Microsoft Azureに向けたSAPソリューションのマイグレーションサービスで協業すると発表した。 - 「Oracle Cloud Platform」は日本のオラクルユーザーのクラウド移行を助ける?
新しいIT環境のトレンドと既存の技術はどう共存できるでしょうか? 多くのITベンダーが両者の連携や統合を模索する中、日本オラクルもクラウドプラットフォームを軸に既存システムの“現代化”支援を打ち出しました。 - 現実味を帯びてきた「Database as a Service」/MySQL
今月はOracleが掲げるDBaaSとExadataのインメモリデータベース技術、加えてMySQLのラボにて開発中の新機能について紹介します。