続報、Windows 10 Creators Updateがやってきた!――Windows Updateによる自動更新の場合:山市良のうぃんどうず日記(91:特別編)(2/3 ページ)
マイクロソフトは2017年4月12日(日本時間、以下同)から、Windows 10の最新バージョン「Windows 10 Creators Update」のWindows Updateによる配布を開始しました。ただし、全てのPC向けに直ちに配布されるわけではなく、順次、配布対象を拡大しながら提供されることになります。
実録、Windows Updateによるアップグレード
筆者の環境では、「設定」アプリの「更新とセキュリティ」から「Windows Update」を開き、「更新のチェック」ボタンをクリックして更新プログラムの確認を行うと、まず「Windows 10 Creators Updateのプライバシー設定(KB4013214)」の更新プログラムが検出され、ダウンロードとインストールが行われました(画面3)。
この更新プログラムのインストール完了後に再び更新プログラムの確認が自動的に始まり、「Windows 10、バージョン1703の機能更新プログラム」が検出され、「更新プログラムをインストールする準備をしています XX%」(画面4)、「更新プログラムをインストールする準備をしています XX%」と進み、準備が完了(100%完了)した時点で「最新のWindows機能更新プログラムをご用意しました」ダイアログボックスが表示されました(画面5)。
ここで「今すぐ再起動」ボタンをクリックすると、PCが再起動され、Windows 10 Creators Updateへのアップグレードが始まります。その他のオプションについては、後述します。ちなみに、「更新プログラムをインストールする準備をしています XX%」の途中でPCを再起動してみたところ、次のように表示されましたが、「再試行」ボタンをクリックすると、ダウンロード途中から再開することができました(画面6)。
なお、上記の画面5より前のタイミングで「デバイスのプライバシー設定の選択」ダイアログボックスが表示される場合があるようです。おそらく、「Windows 10 Creators Updateのプライバシー設定(KB4013214)」の更新プログラムの機能と思いますが、筆者の環境では表示されませんでした。その理由は、Microsoftアカウントを使用していないからか、企業向けのWindows 10 Enterpriseを使用しているからか、あるいは何かしらのグループポリシー設定が関係しているからなのかは分かりません。
約2時間の長い待ち時間
「最新のWindows機能更新プログラムをご用意しました」ダイアログボックス(前出の画面5)で「今すぐ再起動」ボタンをクリックすると、Windows 10 Creators Updateへのアップグレードが始まります。ここからは、全てが完了するまで待つだけです。
最初に青い画面に次のメッセージが表示され、100%完了すると、PCが再起動されます(画面7)。
Windows 10 の更新を構成しています。
XX% 完了
コンピューターの電源を切らないでください。
最初の再起動後、青い画面に以下のメッセージが表示されます(画面8)。
更新プログラムを構成しています XX%
PC の電源を切らないでください。処理にしばらくかかります。
PC は数回再起動します。
更新プログラムの構成が30%まで進んだ時点で再起動され、次の75%まで進んだ時点でもう一度再起動されました。再起動後、更新プログラムの構成が100%完了すると、サインイン画面が表示されます。アップグレードはここまででほぼ完了です。後は、ユーザー(複数ユーザーの場合はユーザーごと)の初回サインイン時の少し長い処理があるだけです(画面9)。
アップグレードを開始(ダウンロードの時間を除く)から初回サインインが完了するまでは、2時間近くかかりました。サインイン後、Windows 10のバージョン情報、ビルド番号.リビジョン番号を確認すると、2017年4月12日にリリースされた累積的な更新プログラムKB4015583が適用済みの「15063.138」になっていました(画面10)。
手動アップグレードの場合は、アップグレード直後はビルド番号.リビジョン番号は「15063.0」で、Windows Updateを実行して累積的な更新プログラムをインストールすることで最新のビルド番号.リビジョン番号になりましたが、Windows Updateによるアップグレードの場合はその必要はないようです。もちろん、今後にリリースされる更新プログラムはインストールする必要があります。
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