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私の理想が私をイラッとさせる――感情コントロール「ステップ4 感情を切り替える」:ストレスフルな職場でエンジニアが心穏やかに働くための5段階感情コントロール(5)(2/5 ページ)
感情が生じるスイッチが自分の中にあるのなら、スイッチが切り替わると感じ方そのものが変わってくるかもしれません。
それぞれの「感情がONになるスイッチ」
ところで「感情がONになるスイッチ」とは、どのようなものなのでしょうか。例えば、先ほどの、友人がSNSに投稿した投稿に「イラッとした」「めんどくさいなーと思った」シーンで見てみましょう。
感情のスイッチがONになったのは……友人の自慢げな写真に「いちいち自慢するんじゃないよ」とうっとうしく感じたのかもしれません。あるいは、「自分だけ飲み会に誘われなかった」など、知らなくてもいいことを知ってしまったことにショックを受けたのかもしれません。もしくは、発言に漂う自己啓発チックな気配を「めんどくさいなー」と思ったのかもしれません。
ではなぜ、うっとうしさやショックを感じ、めんどくさいなーと思ったのでしょうか。その背景には恐らく、下記のような気持があるのではないでしょうか。
「いちいち自慢するんじゃないよ」
(私は謙虚でいたい)(私もそうなりたい/うらやましい)
「私だけ飲み会に誘われなくてショック」
(私も仲間に入れてほしい)(私もみんなと仲良くしたい)
「自己啓発チックなことばっかり言ってるんじゃないよ」
(私にとって大切なのは、語ることではなく行動することだ)(私はもっとシンプルでいたい)
もし、このような「背景」がなければ、感情は抱かないはずです。
この「背景」のことを「価値観」と言います。私たちは価値観を元に、目の前の状況にさまざまな意味を付けて、物事を理解しています。
これらの「価値観」が、感情がONになるスイッチです。
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