連載
私の理想が私をイラッとさせる――感情コントロール「ステップ4 感情を切り替える」:ストレスフルな職場でエンジニアが心穏やかに働くための5段階感情コントロール(5)(1/5 ページ)
感情が生じるスイッチが自分の中にあるのなら、スイッチが切り替わると感じ方そのものが変わってくるかもしれません。
本連載は、書籍「感情スイッチを切りかえれば、すべての仕事がうまくいく。」(竹内義晴著、すばる舎)を基に、出版社の許可を得て、筆者自身が@IT読者向けに再構成したものです。
突然ですが、あなたはSNSのタイムラインに流れる投稿や写真、また、インターネット上の何らかの記事を読んで、イラっとしたり、「めんどくさいなー」と思ったりしたことはありませんか?
でも、あなたの思ったこと、感じたこととは反対に、同じ投稿や記事に「いいですね!」「すてきです!」などのポジティブなコメントが付いているのを見たこともあるでしょう。見ている情報は同じなのに、人によって感じ方が変わるなんて。
……なぜだろう。
「同じ情報を見ても、人によって感じ方が異なる」ということは、どんな感情を抱くかは、「目の前の状況がどうか」ではなく、自分にはどのように見えたか、どのように捉えたかによって決まるともいえます。つまり、感情がONになるスイッチは「自分の中にある」ということです。
感情のスイッチがONになった理由が分かれば、「なるほど、だからこういう感情を抱いたんだな」と納得感が生まれそうです。また、そのパターンが分かれば、感情もコントロールしやすくなるでしょう。
そこで今回は、感情のスイッチがONになる理由を知り、コントロールしやすくする方法をお話しします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ポジティブシンキングはもう古い。感情を抑えつけずにコントロールする5ステップ
ネガティブな感情を抱いてしまったとき、あなたはどのように対処していますか? - 昨日は何回イラっとした?――感情コントロール「ステップ1 感情のバグに気付く」
感情をコントロールして心穏やかに働きたい? それなら「感情に敏感になる」ことから始めてみませんか - マイナス感情を「例外処理」する――感情コントロール「ステップ2 感情を受け入れる」
仕事をしていれば、嫌な気分になることは多かれ少なかれあります。明かりのスイッチをON/OFFするように、感情を切り替えることはできますか? - トイレにこもって3分間――感情コントロール「ステップ3 感情を鎮める」
突発的に起こるマイナス感情。自分なりの「鎮め方」を幾つか持っておくと便利です - 得するランチ、損するランチ――ランチタイムの活用方法5選
ランチタイムの過ごし方で、仕事の生産性が変わる?――エンジニアがエンジニアとして生き残るためには、ビジネス的な観点が必要だ