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かわいい動物にならSNS検閲を任せてもいい(70%)IT用語解説系マンガ:食べ超(128)(4/4 ページ)

インターネットの伝統にのっとり、ハトの群れが検閲します。※皆さんご存じかとは思いますが、本作はフィクションです。

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わたし「社長が凍ってます!!」おばあちゃん「あらーやっちゃったか」おばあちゃん「SNSのアカウントが凍結されるのと一緒に本人も凍結されたってやつよ」わたし「現代のインターネットきびしいですね」社長「今は西暦何年ですかっ?」わたし「従業員の顔を忘れないでください」わたし「あっマルコフ君も凍ってた」マルコフ君「ヘンなこと書いてないっすよ!」わたし「マルコフ君は知らずにうっかり書いちゃいそうね」おばあちゃん「おばあちゃんはSNSの検閲には絶対に反対よ!!」わたし「私はどっちかといえば賛成かなー」社長「そもそもSNSを検閲したら収益は上がるの?」わたし「うっ生臭い」荒木さん「わが社はSNS運営してないですよね?」社長「いや。社内SNSを検閲してみようかなーって」わたし「ちょ」わたし「「検閲」という言葉に支配欲を刺激されてるんですかね」おばあちゃん「本能なのかもね」
AI「こんにちはSNSの検閲を専門にやってるAIです」AI「いやいやいや。邪悪じゃないですよ。良心モジュール搭載ですし」AI「長年この仕事をやってますけど検閲はすごく難しいです。絶望して人類滅亡を願ったことも数知れません」AI「でもやっぱり人間が好きだから!」荒木さん「良心だ」わたし「良心ですね」AI「最近はショルダー検閲がベストだと思ってます」わたし「ショルダー検閲?」AI「入力を肩越しにのぞき込んでチェックします」わたし「めっちゃ監視社会……」AI「後はもっと善人を増やしてくださいと人類サイドに申し入れています」わたし「究極的にはそれなんですね」社長「SNSを検閲するというゲームを作ろう!!」リリースしたらちょっとだけ世間のSNSが平和になりました……かな? わたし「あっまた社長が凍った」

筆者プロフィール

倉田タカシ

倉田タカシ

イラストレーター、マンガ家、文筆業、Web制作業。

著書「母になる、石の礫【つぶて】で」(早川書房)

河出書房新社『NOVA2』『NOVA10』、東京創元社『量子回廊』に短編を収録。共作Web企画『旅書簡集 ゆきあってしあさって』に参加中。

http://yukiatte.tumblr.com/



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