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「評価してほしい」「認めてほしい」――承認欲求が私を苦しめる:仕事が「つまんない」ままでいいの?(43)(2/3 ページ)
承認欲求は誰もが抱くもの。悪いものではありません。でも、過度な欲求はストレスになってしまいがち。何とか自分をコントロールできないでしょうか。
過度の承認欲求はストレスの素
「評価してほしい」「認めてほしい」「褒めてほしい」という気持ち。これを「承認欲求」といいます。自分の発言や行動を周りの人に「認められたい」という欲求は誰もが持っているもの。何ら悪いことではないし、恥ずかしいことでもありません。
私にだってもちろんありますよ。書いた記事を読んでいただいて、「役立った」「気付きが得られた」「元気が出た」などという声が聞こえたらうれしいものです。「書いてよかったな」と思います。
でも現実には、承認欲求が満たされないことも多いものです。
そんなときに、「何で○○さんは認めてくれないの? 私はこんなにがんばっているのに」と思うことはありませんか。「ちゃんと評価してよ!」「認めてよ!」と。承認欲求は誰もが抱くもので、それが適度なら問題ありません。でも、その不満が過度になると、承認欲求はストレスになってしまいます。
また、「ちゃんと評価してよ!」「認めてよ!」「私はこんなにがんばっているのに!」といった過度な承認欲求は、「欲求」から「要求」になり、ちょっと「面倒くさい人」と他者に映ります。
「面倒くさい人」と思われないように気を付けつつも、「評価してくれない」「認めてくれない」という寂しさを、自分でコントロールすることはできないものでしょうか。
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