いちいち否定されると、くたびれる――批判的な人に振り回されずに「いい気分」で働くには:仕事が「つまんない」ままでいいの?(35)(1/2 ページ)
あなたのまわりに「批判的な人」はいませんか? そんな人がいる環境で「いい気分」で働くためには、どのようにしたらよいのでしょうか。
ある会議でのことです。発言するたびに「でも……」「それって……」と批判する人がいて、私は正直くたびれました。
あなたの周りにもいませんか? いつも否定から入る「批判的な人」が。
もっとも、誰にだって意見が合わない人はいます。時には、批判したくなったり、愚痴っぽくなったりすることもあるでしょう。
けれども、基本的なスタンスが「批判的」な人がチームの中にいると、チーム全体が批判的な方へ引っ張られてしまい、雰囲気が悪くなってしまいます。不安や恐れの中で仕事をしなければならなくなり、前向きな議論ができないため、良いパフォーマンスを出せません。
エンジニアは人との関わりの中で働くことが多い仕事です。批判的な人にジャマされず「いい気分」で働くためには、どのようにすればよいのでしょうか。
批判をかわす会話のテクニック
批判的な人をやりこめる「テクニック」は、あります。
批判的な人の多くは、現状を否定しているだけで、それに対する代替え案や提案を持っているわけではありません。批判をかわしたいときには、「○○さんはどんな意見をお持ちなのですか? 良いアイデアをお持ちでしたらぜひ教えてください」などの問い掛けをし、その人の「意見」を聞いてみるといいでしょう。
多くの場合「別に案があるわけじゃないけど……」と答えられないか、「それを考えるのが君たちの仕事じゃないか」と逃げるかの、どちらかです。
また、問題を解決したり、新しいサービスのためのアイデア出しをしたりしているときに、「そんなこと、どうせ無理だよ」「絶対に無理に決まっているよ」「今までに事例がないよ」など、「どうせ」や「絶対に」などの強い言葉を使って否定したり、物事を「全て○○である」など一般化して批判したりする人もいます。
このようなタイプには、いわゆる5W1Hの問いを使って「具体的にする」ように問い掛けるのが有効です。
例えば、「そんなこと、どうせ無理だよ」という人には、「なぜ、無理だと言えるのですか?」。「絶対に無理に決まっているよ」という人には、「いつ、無理だと決まったのですか?」や「誰が、無理だと言ったのですか?」。「今までに事例がないよ」という人には、「全く事例がないのですか? 1つぐらいはあるのではないでしょうか?」と、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」のような、物事を具体的にする問い掛けを使うと、「無理だ」という相手の思い込みをゆるめられます。
このように、批判的な人には、「反論する」よりも「問い掛ける」ようにすると、批判をかわせます。知っておいて損はない会話のテクニックです。
しかしこのような小手先のテクニックは、短期的には有効であるものの、相手によっては「責め立てられている」と感じたり、何度も言いくるめられて「あいつは理屈っぽい」と、あなたを批判の対象にしたりする恐れがあります。
批判的な人にジャマされずに、長期的に「いい気分」で働くためには、どうすればいいのでしょうか。
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