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AIシステム発注に仕組まれたイカサマを美人コンサルは見抜けるのか?!――システム開発トラブル小説「コンサルは見た!」、Season2が早くも登場人気連載まとめ読み! @IT eBook(45)

人気過去連載を電子書籍化して無料ダウンロード提供する@IT eBookシリーズ。第45弾は、「コンサルは見た!」シリーズのパート2が早くも登場。正式契約をにおわせて無料でプロトタイプを作らせた揚げ句、AIの学習データまで奪った悪徳顧客。だまされたシステム開発会社は泣き寝入りするしかないのか――?

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正式契約前に作業着手した開発会社

@IT eBookシリーズ Vol.45『「コンサルは見た! Season2 AIシステム発注に仕組まれたイカサマ』(画像クリックでeBookを表示)

 「マッキンリーテクノロジー」の日高達郎は、困っていた。

 広告代理店「北上エージェンシー」から、AIで折り込みチラシを自動作成するシステム開発の引き合いを受け、生駒技術部長の「正式契約後に支払いはする」という言葉を信じて20人月分も先行作業を行ったにもかかわらず、商談が突然中止になったのだ。

 少しでも被害の補填ができないかとコンサルティングファーム「A&Dコンサルティング」に相談に来た日高の前に現れたのは、ズバズバと痛いところを突く若手女性コンサルタント江里口美咲だった。

学習データは誰のもの?

 仮想ストーリーを通じて実際にあった事件、事故のポイントを分かりやすく説く『システムを「外注」するときに読む本』(細川義洋著、ダイヤモンド社)。連載「コンサルは見た!」は、同書筆者が@IT用に書き下ろした、Web限定オリジナルストーリーです。

 シリーズは、Season1「与信管理システム構築に潜む黒い野望」、Season2「AIシステム発注に仕組まれたイカサマ」(本作)、Season3「オープンソースの掟」と続き、Season4は間もなくスタート予定です。

 本作のテーマは「AI」。AI開発は、人間の問いに対してコンピュータが妥当な回答を行うために、さまざまなデータを覚え込ませ、そのどこに着目し、どのように分析するのかを学習させなければなりません。そうした「学習ノウハウ」は、誰のものなのでしょうか?

 本作に登場するトラブルは、現実にも起こり得るお話です。ご自身の会社だったらどうするのか、女性若手コンサルタント江里口美咲と一緒に学んでみましょう。

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