Microsoft、「Azure DevOps Server 2019 RC2」をリリース:最後のプレリリース版
Microsoftは、「Azure DevOps」で提供される開発サービスをオンプレミスでホストできるコラボレーションソフトウェア開発ツールセットのリリース候補第2版「Azure DevOps Server 2019 RC2」を公開した。
Microsoftは2019年1月22日(米国時間)、「Azure DevOps Server 2019 RC2(リリース候補第2版)」を公開したと発表した。
Azure DevOps Server(旧称TFS:Team Foundation Server)は、オンプレミスでホストされるコラボレーションソフトウェアの開発ツールセット。開発チームがコードを共有し、作業を追跡し、ソフトウェアを出荷するためのMicrosoftのクラウドサービス「Azure DevOps」のコードベースを提供しており、セルフホストを望む顧客向けに最適化されている。
Azure DevOps Server 2019 RC2は、Azure DevOps Server 2019の正式リリース前に提供される最後のプレリリース版となる予定。Azure DevOps Server 2019 RC1やTFSの従来バージョンからアップグレードできる。
Azure DevOps Server 2019 RC2では、RC1になかった幾つかの新機能を追加した。概要は次の通り。
GitHub EnterpriseコミットとプルリクエストをAzure Boardsの作業項目とリンク
チームはGitHub EnterpriseのリポジトリとAzure Boardsを統合できる。GitHubとAzure Boardsを接続し、バックログやボード、スプリント計画ツール、各種の作業項目タイプといったAzure Boardsの機能を全て利用しながら、GitHubの開発者ワークフローと連携するワークフローを実行できる。
YAMLでビルドを構成
リポジトリにチェックインしたYAMLファイルを使って、継続的インテグレーション(CI)パイプラインを自動化できる。この「コードとしての構成」により、ビルド構成のバージョン管理や追跡管理が可能だ。
ドラフトプルリクエスト
プルリクエストが、準備が整う前に完了しないようにするとともに、中間成果物を作成しやすくするために、ドラフトプルリクエストをサポートした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「Azure DevOps」をMicrosoftが提供開始、包括的なDevOpsサービス
Microsoftは、開発ライフサイクル全体をカバーし、共同作業による高品質なソフトウェアの迅速な出荷を支援する「Azure DevOps」サービスを提供開始した。Visual Studio Team Servicesの拡張版と位置付けられるサービスだ。 - 「Any Developer, Any App, Any Platform」 ―― Visual Studio 2017が目指す世界とは?
Visual Studio 2017はもはやWindowsアプリ開発者のためだけのものではない。その新機能と、実際にどんなアプリを開発できるのか見てみよう。 - GoogleがフルマネージドCI/CDプラットフォーム「Cloud Build」を発表、GitHubとの提携も拡大
Googleは、フルマネージドCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)プラットフォーム「Google Cloud Build」を発表した。「GitHub」とCloud Buildの接続による新たな統合エクスペリエンスも提供している。