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Microsoft、AzureでVMを管理するための新パッケージ「AzureVM 2.0」を公開汎用性と柔軟性が向上

Microsoftは、Azureで仮想マシン(VM)をデプロイ、管理するための新版「AzureVM 2.0」を公開した。VMとVMクラスタのデプロイを分離し、これらを作成するためのUIを改善した。

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 Microsoftは2019年6月19日(米国時間)、「AzureVM」のバージョン2.0を公開した。AzureVMは、Microsoft Azureで仮想マシン(VM)をデプロイ、管理するためのパッケージ。

 AzureVM 2.0では、VMとVMスケールセット(クラスタ)を操作するための真に汎用(はんよう)的で柔軟なツールとなるよう、既存パッケージを完全に書き換えた。

 AzureVM 1.0にはさまざまな制限があった。例えば、DSVM(データサイエンス仮想マシン)テンプレートの選択肢が少なく、テンプレートを変更するためのオプションもあまりなかった。任意のテンプレートをデプロイすることもできたが、この機能は実際にはAzureVMではなく、「Azure Resource Manager」とやりとりするためのR言語パッケージ「AzureRMR」によって提供されていた。

 AzureVM 2.0の主な変更点は次の通り。

VMとVMクラスタのデプロイの分離
 VMクラスタは、個々のVMの単純な配列ではなく、スケールセットとして実装されるようになった。スケールセットを操作するメソッドは、get_vm_scaleset、create_vm_scaleset、delete_vm_scalesetとなり、get/create/delete_vm_clusterは廃止された。

VMやVMスケールセットを作成するための新しいUI
 新UI(ユーザーインタフェース)にはデプロイオプションを微調整する設定が多数用意された。例えば、ベースVMイメージの指定や、ネットワーキングの詳細設定(セキュリティルール、ロードバランサー、自動スケーリングなど)、接続するデータディスクの指定、優先順位が低いVMをスケールセットとして使用する設定などが可能だ。

定義済み構成の追加

 利用者が多いイメージ、例えばUbuntuやWindows Server、Red Hat Enterprise Linux、Debian、CentOS、DSVMなどを迅速にデプロイできるように、幾つかの定義済みの構成を提供した。

デプロイ時に既存リソースを参照可能
 AzureRMR::az_resourceオブジェクトを引数として渡すことで、デプロイ時に既存リソースを参照できる。例えば、既存vnetへのVMの配置などが可能だ。

VMデプロイテンプレートとリソースを明確に区別
 新たに区別を設けた。具体的には、get_vmとget_vm_scalesetは、常にテンプレートの取得を試みる。リソースを取得するには、get_vm_resourceやget_vm_scaleset_resourceを使う。

新しいVMリソースメソッドの追加
 get_public_ip_addressとget_private_ip_addressを追加した。

新しいクラスタ/スケールセットリソースメソッドの追加
 get_public_ip_address(技術的には、ロードバランサーが存在する場合はそのアドレス)、get_vm_public_ip_addresses、get_vm_private_ip_addresses、list_instances、get_instanceを追加した。

インスタンス操作時の改善
 インスタンスを操作する際は、バックグラウンドプロセスのプールを使って、スケールセットに並列で通信できるようになった。プールのサイズは、グローバルオプションのazure_vm_minpoolsizeやazure_vm_maxpoolsizeで制御できる。

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