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サンドボックスで3年育てたマルウェアですIT用語解説系マンガ:食べ超(166)(4/4 ページ)

サンドボックスに人を入れるときは、飲み物を忘れずに持たせましょう。※皆さんご存じかとは思いますが、本作はフィクションです。

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私さん「似合ってますね」ちょっと前のオフィスにて 私さん「社長をずっとサンドボックスに入れておけたら安全なんですけどねー」私さん「……って気が付いたらここに!」荒木さん「何でわれわれ全員がサンドボックスに?」マルコフ君「ネット接続が切れて調子悪いっす……」荒木さん「なるほどサンドボックス的だ」私さん「ほぼ普通の砂漠ですけど」社長「ここにいるとアイデアがどんどん湧いてくるぞ!!」私さん「会社経営から解放されてますものね……」マルコフ君「めっちゃイキイキしてるっすね」私さん「社長にサンドボックスが必要なのはある意味間違いなかった」「うわー」荒木さん「これはもしかして隔離されたマルウェア??」私さん「えっ一緒に隔離とかあり得ます?」荒木さん「いや違う!これは開発中のアプリだ」
荒木さん「未実装だらけのやっつけアプリは手負いの獣より危険なんだ」私さん「そうでしょうけども」私さん「何でウイルス隔離用のサンドボックスとアプリのテスト用のそれが1つにまとめられてるんですか!?」荒木さん「予算かなあ……」ふよーん荒木さん「社長が出した生煮えアイデアがやっつけアプリと戦っている!」私さん「共倒れしてー!!」私さん「あっ合体……」荒木さん「出口を探している!」私さん「これが世に出ちゃったら大変なことに!」おばあちゃん「ごめんごめん。待ったあー??」おばあちゃん「あたしが作ったサンドボックスのテストが暴走しちゃったわ」私さん「そうかなーと思っておりましたぞ」社長を戻すのに大変な苦労をしたのですがそれはまた別のお話……」

筆者プロフィール

倉田タカシ

倉田タカシ

イラストレーター、マンガ家、文筆業、Web制作業。

著書「母になる、石の礫【つぶて】で」(早川書房)、「うなぎばか」(早川書房)など

河出書房新社『NOVA2』『NOVA10』、東京創元社『量子回廊』に短編を収録。共作Web企画『旅書簡集 ゆきあってしあさって』に参加中。

http://yukiatte.tumblr.com/



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