プログラミングを「体で覚える」 LABOTが学習サービス「写経」を期間限定で無償提供:反復練習をコンセプトに
LABOTは、タイピングゲームのようにソースコードを入力することでプログラミングを学習するサービス「写経」を、新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンライン学習を余儀なくされている教育機関や、自宅待機中の新社会人向けにライセンスを無償提供する。
LABOTは2020年4月14日、プログラミングの学習に向けたWebサービス「写経(SHAKYO.io)」を、同年9月30日までの期間限定で無償提供すると発表した。対象は、新型コロナウイルスの影響でオンライン学習を余儀なくされている教育機関(小中学校、高校、高専、専門学校、短大、大学)の在籍者、緊急事態宣言に伴うリモートワークで在宅勤務している2020年卒の新社会人。
自ら学びたいソースコードをアップロードする
写経は、タイピングゲームのようにソースコードを模写して、プログラミングを練習するサービス。画面に表示されたソースコードに沿ってキーをタイプしていく。全てのコードを入力し終えると、タイプしたキーの数や入力に要した時間、タイプミスをした割合などが表示される。反復練習をコンセプトにしており、教科書的な勉強ではなくトレーニングとしてプログラミングスキルを高める。
CやC++、Go、Java、JavaScript、Python、Rubyといった複数のプログラミング言語に対応する。各言語で、ソートや検索など、一般的なアルゴリズムを数百例収録した。ユーザー自らが、学びたいソースコードをアップロードすることもできる。
LABOTは「一般的なプログラミング学習方法は、書籍などに載っている手順に沿って実施するものが多く、途中で理解が追い付かずに挫折する人が多い」と指摘する。写経は、現場に近いコードを日々タイピングすることで、プログラミング言語の文法を体で覚えることを目指すという。
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